大人の勉強&フリーランス生活

働きながら通信制大学卒業、大学院の修士、博士課程を修了し、博士号を取得しました。

たった一言で

2008年06月29日 | つれづれ。。。
先輩との食事の帰り道。

電車内で”ドンドンドン”という鈍い音が。
酔っ払った大きなおじさんがフラフラしながらドアを叩いていました。

「面倒だなぁ・・・」
と思いつつ私は雑誌なんかを読んでいました。

周りの人も気になってチラチラみていましたが、特に声を掛けるでもなく。

しかしそれも長くなり、そのうち、近くにいる50代~60代のサラリーマン風男性が語気を荒げて注意しました。

「うるせーんだよ!!周りに迷惑かかるだろっ」

あたりは一瞬にして凍りつきました。

「なんですか。じゃぁ一緒に次の駅で降りましょう」

酔っ払いおじさんはニヤニヤしながら言ってます。

そのうち手をつかみ合って軽く揉みあい。

「まずいなぁ…どうすればよいのかな。」

ああいう時、どう行動起こすのが懸命なのか、色々考えてしまいます。
結局何もできなかった情けない私でしたが…。

そのうち、注意をした男性の隣の男性(40代くらいのサラリーマン風)が止めに入りました。

それで収まったものの、また口論

そして再び隣の男性が止めに入りました。

「週末の夜ですから色々ありますよー(微笑)」

と言いながら。

その時です。

口論していた2人からいきなり笑いがおこりました。

「あぁ~確かにそうだね、そうだよね~」

一転、和やかなムードに。

これにはホッとしたと同時に驚きました。

その後、3人は同じ駅で降りて、一緒に飲みに行こうぐらいの雰囲気に。

酔っ払いのおじさんは止めに入った男性に
「あなたのおかげで助かりました。ご迷惑かけてすみません」と謝っていました。
そして注意した男性にも。

「へぇ~たった一言で状況が好転するんだなぁ」

もしあの時、止めに入った男性も強い口調だったら、どうなっていたかわかりません。
もっと大ごとになっていたかも。

まぁ、酔っ払いのおじさんも注意した男性も根が良い人だったから和やかなムードになれたのかもしれませんけどね。

それにしても人との接し方、物の言い方って本当に重要ですね。

何か色々と考えさせられる出来事でした。