大人の勉強&フリーランス生活

働きながら通信制大学卒業、大学院の修士、博士課程を修了し、博士号を取得しました。

現場とのギャップ

2012年07月22日 | キャリアコンサルタント
あぁ~一週間無事終了。

今日から新しい1週間です。

先週もあっという間に終わりましたが

思い返してみると色々な事があった1週間でした。


中でも印象的な出来事。


顔なじみの学生さんと話す機会がありました。


勤務している学校でも

本格的な就職活動に入っています。


中には社会人を経験し再学習をしている人もいて

そういった人たちは

年齢の壁とか家庭の事情とか

いわゆる新卒の学生さんとは

違った問題も含んでおり、

中々一歩進めないという学生さんも多いようです。


彼女もそんな事情を抱えていました。


細かい問題は個人の事なので

ここでは書けませんが、


その時、相談したキャリアセンターの相談員について

の話が印象的でした。


彼女は八方ふさがりな自分の状態を

聴いてもらいたかったのですが、

相談員の言葉は期待していたものではありませんでした。


「あなたの年齢ならこうしなくちゃ」

とか

「とにかく就職しなさい。」

とか。


相談員の価値観を押し付けられたようで

終わる頃には

「もう2度とこの人には相談しない」

と思ったそうです。


これまでも

学校のキャリアセンターに関わらず、


就職相談、転職相談の場での


似たような話を複数聞きました。


実際私も同じような経験をしています。


その時は、キャリアカウンセラーという専門家に

言われたので、

「私の考えはやっぱり間違っているのだ」

とか

「私は甘いのだ」

とか。

自分を責めるばかりで

相当へこんだことを覚えています。


あの対応は何だったのでしょうか。


相談員の

「立場」


なのでしょうか。


例えば学校の使命として


少しでも正社員としての

就職率を高めたい。

ということなのでしょうか。


その為にどんな方法をとるのか。


そこに

じっくり話を聴く

という手段は無いのでしょうか。


「相談」

と名がついているのだから、

じっくり話を聴いてもらいたい

と思っている人も多いはず。


そこで相談員の価値観を押し付けられたら

たまったものじゃありません。


キャリアカウンセリング

というものがまだ曖昧で


十分機能していないんだ、


という事を実感する話でした。