令和4年6月13日(曇り)
今日は朝から曇りで気温も上がらず、農作業日和です。と言っても農作業は田んぼの方は畔の草刈りも終わってるし、田んぼの中のヒエ対策が概なんですが、除草剤を散布して様子を見るだけんなんで水管理をしている段階です。
そこで春百姓の一区切りでハウス内と自宅前は片付けに入ります。その前にハウスの屋根に遮光ネットを掛けました。7月以降のネギの出荷準備でこのハウスはネギの出荷作業場になるんで今のうちに遮光ネットを掛けておきました。此れでハウス内は大部涼しくなります。此処は今後、自分の百姓の戦略的基地になります。
その後、ハウス内の売れ残りの野菜苗は廃棄しました。どうせ、この時期に出荷しても売れないんで毎年、廃棄が出るには仕方ないんですが、今年は少なかったですね。営業担当でも居れば全て出荷出来たと思うけど雇用する程の売り上げにはならないんで一人百姓のコストと割り切っています。苗販売は赤字にならないんで経営的には問題ないです。
ハウス内で苗に散水しているので草が凄いのですが、刈り払い機で刈って山積みにしました。このまま廃棄しても良いのですが数日置くと枯れて軽くなるんで3日後位に廃棄ですね。
今日はその他に、苗ダシの運搬機を解体して格納しましたし、畑の草退治で畑の開いているスペースは耕起しました。しっかり片づけは終わりましたね。
話は変わりますが、春の直売所なんですが白菜と大根菜っ葉を出店しているんですが、売れ行きが思わしくありません。それは出店している野菜が昼頃には葉が縮れてきて見た目が悪くなって商品価値がなくなってきて売れなくなります。暑さなのか?空気が乾燥しているせいなのか解りませんが、最近は出店した野菜を水を入れた容器に入れて出店しているんですが、思わしくありません。この点は今年も反省ですね。
それにしても大根菜っ葉が思ったより売れないんで、この栽培規模は消化できないのであと1週間程でトラクターで潰すことになるでしょう。戦略ミスでした。来年は葉物は直売用には栽培しないつもりです。今年も一つ、勉強になりました。この規模でコストは4000円程なので経営には影響はないでしょう。来年は空調の付いていない直売所の野菜は果菜類と根菜類にすることにしました。
明日は田んぼを回って草が多い所には再度、除草剤を散布してみたいと思います。それにしてもヒエが中々、退治できないので困ったね!
ところで田圃でイノシシ被害についてですが、自分の田んぼの本田67に新しく足跡が点いて居ました。明らかに毎晩、この地域に出没しているようです。隣村の田んぼでイノシシにヌタ場と認定された圃場なんだけど2日連続で入られて荒らされていて地主はショックを隠せないし、「オオカミのおしっこ」という液体を買ってきて田んぼの周りに設置したのですが、設置しない場所から入って出て行った足跡があってそれもショックで本人はガックシでそのままにしておけないので補植と修正はしたようですけど、今後も入るようだと、農業をやる気が起きないと言ってましたね。気持ちは判りますね。自分の田んぼは今のところ、通過された田んぼは4枚(本田67,101、奥地上、奥地下)なんだけど稲の苗を踏んずけているしどうにもならないんだけど、ヌタ場認定だけは阻止したいな!もし、自分の田んぼがヌタ場認定されたら、自分は基本、執念深い?かも知れないのでどんな方法でも対処する覚悟です。俺を怒らすなよ!
ところで何とかして対処できる方法がないものだろうか?
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葉物が劣化するのは葉が乾燥することが一番の要因です。乾燥しないように防霜袋(OPPボードン)に入れてあげることで劣化スピードを抑えることができます(冷蔵庫に野菜を入れる時にラップを掛けたりポリ袋に入れてあげると長持ちするのと同じ原理です)。春先の出荷であればポリ袋代を価格に加味しても売れると思います(そもそも東北では春に白菜を栽培する人が少ないが浅漬けやキムチなど漬物を年間を通して消費する需要は一定数あり更に地場産という付加価値が加わることで売れる)
果菜類と根菜類についてですがトマトやナスもむき出しのまま直売所に置くと柔らかくなってきますし、根菜類はじゃがいもの出荷で実感されているかも知れませんが貯蔵がきく半面で量を売れません(根菜は適切に貯蔵しながら細く長く出荷する形態)。
袋が高いと感じるのであれば新聞紙で包んだりクーラーボックスに入れるといった方法もありますが目立たなくなるので直売所のPOPに工夫が必要となります(「プラスチックごみの削減と鮮度保持の為に当店では新聞紙で野菜を包んでいます。」、「採れたて野菜を冷蔵中、野菜を取ったら必ず閉めてね!」など)。個人的には野菜をむき出しのまま置いているよりは包装などしてあげたほうが見栄えや衛生対策上良い(販売中にハエなどが表面に付着する可能性が低い)と感じます。
自分が客で直売所がどういう状況だったら購買意欲が出るか。旅先等で直売所や無人販売も色々と視察されているでしょうし、振り返ると新たなアイディアが思い浮かぶかも知れません。無人販売の面白さは農家の工夫次第で様々な野菜を販売できる可能性であり、その可能性を制限してしまうのは勿体無いと思います。
いつもありがとうございます。
直売所での葉物野菜の出荷で苦労しています。
防霜袋(OPPボードン)に入れることにより乾燥、縮れなどに効果があるんですね。一寸、試してみたいと思います。とにかく、朝取り野菜なのに昼には葉が縮れて見た目悪しで売れなくなるんで頭を悩ませていました。
白菜は挑戦でしたが、お陰様でこの地域でも春白菜は栽培可能で花が点かないことを実証出来ました。他地域で白菜が栽培出来て秋田で出来ない訳はないとの信念で挑戦しました。そして実家は元農家さんからいただいた種子からセレクトして栽培したらバッチシでしたありがとうございます。
ただ、消費者も春白菜は利用が少ないようで売れ行きは今一なんですが、それでも多少は売れていくので販売継続中です。
直売所営業は色々な課題があって大変ですが、それなりに工夫が必要でその対策を立てるのも一寸面白いので楽しんでやっています。
今後ともよろしくお願いします。