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時事ひとりごと - 33 (11月9日)

2018-11-09 20:14:30 | 時事ひとりごと

暦の上では立冬ですが、日本同様ドイツも冬の季節とは程遠い温暖な日々です。

今日も日中の気温は15度以上でした。


クレマティスが一輪狂い咲きしました。


日本小菊は毎年楚々と咲いてくれます。


お向かいの雑木林も日に当たり黄金色に輝いています。


今日11月9日はドイツでは「運命の日(Schicksalstag)」と呼ばれています。

過去100年間に大きな歴史的な出来事が11月9日に起こったからです。以下有名な3件を記します(ウィキペディアより引用)。

‐1918年11月9日 ドイツ革命により皇帝ヴィルヘルム2世が退位し、フィリップ・シャイデマンがドイツ共和国宣言を出し、ドイツの君主制が終わりワイマール共和国が成立する。

‐1938年11月9日、ドイツ各地で反ユダヤ主義暴動が一斉に発生(水晶の夜)

‐1989年11月9日、ベルリンの壁解放

今日は特に1918年にベルリンで「共和国宣言」がされてから丁度100年目ということで連邦議会で記念式典が行われました。

ショイブレ連邦議会議長の式典開始の言葉の後に1918年の「共和国宣言」が朗読されました。

「・・・今日という誇るべき日に汚点がつくことのないように頑張ろうではないか。今日はドイツの歴史上栄誉ある日だ。共和国万歳!」(拙訳)

そしてシュタインマイヤー連邦大統領の演説の中で、世界一民主的なワイマール共和国が崩壊し、ナチの台頭を許した悲劇に言及し、しかしこれは
「民主主義の敗北ではなく、民主主義の”敵”の敗北」だと述べるとともに、100年前の共和国宣言の国民の熱狂を忘れることなく、民主主義を維持する重要さをアピールしました。

難民や現政権への人気失墜など色々問題は抱えていますが、連邦議会での式典のテレビ中継を視聴して、この国では議会制民主主義が機能し、国政に真摯に取り組む政治家がいると感じました。










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