先日ケルンの日本文化会館の図書館で借りてきました。

この作家の作品はこれまで「ノルウェーの森」「海辺のカフカ」「1Q84」「色彩を持たない多崎つくる」位しか読んでいません。読む度にあまり理解できなくて再読しようと思ったことはありませんでした。「ノルウェーの森」はドイツ語へ訳された本も読みましたが、独語版の方が何故かしっくりきました。
この「職業としての小説家」はこれまで読んだ村上作品の中では一番好きかもしれないです。
そのうち独語訳の本を購入したいと思っています。
文章を創作するということに真摯に向き合う姿勢に好感が持てました。
最初の小説を執筆した時にあまり面白くなくて、まず英語で文章を作成し、その後それを日本語に書き換えたら面白くなったという点が興味深かったです。
確かに日本語に比べると英語の語彙量は少ないと思うのですが、それ故に限られた語彙をいかに工夫すれば自分の表現したい文章が書けるかという→思考を色々工夫する点が重要なのでしょう。
以前、作家の多和田葉子さんが日本語で文章を記すと母国語だということで甘え(?)が生じてあまり文章を練らないこともあるが、ドイツ語だと一旦文章構造などを色々考えてから記すと語っていました。
そういえば昔、アメリカで高校生活を送っていた頃、ホストファミリーの一人が「〇〇(私のこと)の英語のボキャブラリーは限られているけれど、彼女はそれをワイズに使っている」と言われたことなどを思い出します(エヘン→笑)。
色々興味深いエピソードが記されています。
例えば「海辺のカフカ」はハワイのカウアイ島のノースショアに滞在中に執筆したとか、海外で評価されるようになるきっかけはニューヨーカーに掲載されるようになったからだとか。
私は村上さんの小説以外の作品が好きなようです。
柴田元幸さんとの共著「翻訳夜話」も何度か再読しました。


この作家の作品はこれまで「ノルウェーの森」「海辺のカフカ」「1Q84」「色彩を持たない多崎つくる」位しか読んでいません。読む度にあまり理解できなくて再読しようと思ったことはありませんでした。「ノルウェーの森」はドイツ語へ訳された本も読みましたが、独語版の方が何故かしっくりきました。
この「職業としての小説家」はこれまで読んだ村上作品の中では一番好きかもしれないです。
そのうち独語訳の本を購入したいと思っています。
文章を創作するということに真摯に向き合う姿勢に好感が持てました。
最初の小説を執筆した時にあまり面白くなくて、まず英語で文章を作成し、その後それを日本語に書き換えたら面白くなったという点が興味深かったです。
確かに日本語に比べると英語の語彙量は少ないと思うのですが、それ故に限られた語彙をいかに工夫すれば自分の表現したい文章が書けるかという→思考を色々工夫する点が重要なのでしょう。
以前、作家の多和田葉子さんが日本語で文章を記すと母国語だということで甘え(?)が生じてあまり文章を練らないこともあるが、ドイツ語だと一旦文章構造などを色々考えてから記すと語っていました。
そういえば昔、アメリカで高校生活を送っていた頃、ホストファミリーの一人が「〇〇(私のこと)の英語のボキャブラリーは限られているけれど、彼女はそれをワイズに使っている」と言われたことなどを思い出します(エヘン→笑)。
色々興味深いエピソードが記されています。
例えば「海辺のカフカ」はハワイのカウアイ島のノースショアに滞在中に執筆したとか、海外で評価されるようになるきっかけはニューヨーカーに掲載されるようになったからだとか。
私は村上さんの小説以外の作品が好きなようです。
柴田元幸さんとの共著「翻訳夜話」も何度か再読しました。

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