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ハワイ旅行記 - 1 (クジラ)

2015-01-24 17:31:27 | 旅行


マウイ島のラハイナから出発するホエール・ウォッチングに参加しました。

これまでもアラスカ、カナダ、アイスランド、アルゼンチンなどでクジラを見るツアーに参加しましたが、今回ほど多くのザトウクジラに出会ったことはありません。

ツアーではマリン・ナチュラリストという海洋生物の専門家が解説してくれるのですが、今回観測したザトウクジラは冬季には温暖な海域、夏季には寒冷海域と周期的に回遊するということで丁度マウイ島のラハイナ港沖の海域が12月から4月ごろまでザトウクジラのルートになっているのだそうです。北極から太平洋上のハワイ諸島を経由して日本の方へ移動するのだそうですが、日本近海でクジラが多く生息していたから日本で捕鯨が盛んになったのね、と思ったことでした。

マウイ島の近海に来る前にクジラは北極海で大量に餌を摂取しているのでマウイ島にはエサを求めてやってくるわけではありません。それよりも母クジラが子のクジラを静かに生育させるためにやってくるのだとか、そういえば親子クジラが多かったですね。おかしかったのは上の写真のような「テーリング」を子のクジラが何度も行ったことです。練習していたのかなぁ? 解説していた女性に聞くのを忘れてしまいました。

マウイ島のショッピングセンター内にある鯨博物館にも行ってきました。日本にある鯨博物館と同じような展示でしたが鯨油の製造過程とか鯨の骨が女性のロングスカートの形を整えるために使われたなどの説明が興味深かったです。

日本のような「鯨信仰」はみあたりませんでした。日本では「くじら祭り」とか「鯨塚」とかあり、捕鯨はしていたけれども鯨を奉ってきた歴史がありますが、現在では「世界で一番クジラを殺す国」として批判を受けているのは残念です。

昔、学校で「日本は世界一の捕鯨大国です」とか「鯨は油や皮、ヒゲにいたるまで全て私たちの生活に利用できます」とか授業で聞いて誇りに思ったことなどを思い出します。私たちの年代は学校の給食にクジラ肉を食べた経験のある人が多いのではないでしょうか?

日本に一時帰国した折、鯨肉を食べたことがありますが、正直あまり美味しいとは感じませんでした。それほど需要があるとも思えません。日本があいかわらず捕鯨を続けるのは鯨産業を維持するためなのでしょうか? 日本近海での捕鯨は認められているはずだからそれだけではダメなのかなあと思ってしまいます。

世界から批判を受けているのはあきらかに「商業捕鯨」だとわかっているのに「調査捕鯨」という姑息な理由を付けて南極で捕鯨を行っているからだと思います。

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