10月最後の日もドイツは良いお天気でまさに「黄金の10月」でした。
このお写真は我が家の寝室からの眺めです。
ドイツに住む大きなメリットはやはりこのような「住環境」です。
先日の新聞に「東京モーターショー」の話題が載っていました。
ドイツはやはりベンツ、BMW, フォルクスワーゲンなど「車産業」の国なので世界の「モーターショー」の話題は注目されています。
今年の記事で印象の残ったタイトルは「東京モーターショー、フォルクスワーゲン、”カノッサ”」です。
「カノッサ」はあの「カノッサの屈辱」を意味します。
聖職叙任権をめぐってローマ教皇グレゴリウス7世と対立していた神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、1077年1月25日から3日間、
雪の中、カノッサ城まで出向き、城門前で裸足、断食と祈りで教皇による破門の解除を願い、教皇からの赦しを願ったことを指します。
それ後、それまでの権力者が何かの「赦し」を得るために行脚することを「カノッサ」と呼ばれるようになっています。
この「カノッサ事件」以来、カトリック教会の権力が益々強くなり、マルティン・ルターの宗教改革へとつながるわけですが、
そういえば今日10月31日はルターが宗教改革を始めたことを記念する日でした。
1517年のこの日にルターはヴィッテンベルク城教会の扉に「95か条の論題」を張出し、宗教改革を唱えたのです。
前置きが長くなりました。
フォルクスワーゲン社の「東京モーターショー」における「カノッサ」とはあの「ディーゼル・エンジン・スキャンダル」に関して
フォルクスワーゲンのドイツ本社の取締役と日本の支社長が日本のユーザーに対して謝罪を求めたことを意味します。
日本のトヨタ社と「世界一」を争っていたフォルクスワーゲンの「企業のモラル」が低下していたといわざるを得ません。
日本の企業でもこのところ「モラルの低下」が顕著です。
東芝の不正会計に始まり(以前はカネボウの粉飾決算もありました)、最近では旭化成建材の「杭スキャンダル」が挙げられるでしょう。
また三省堂の「教科書スキャンダル」もここ数日騒がれています。
企業ではありませんが、千葉県警の「交通事故死」を「病死」とねつ造するなんて、企業ばかりではなく
私が子供の頃は「正義の味方」だった「おまわりさん」の組織の道徳倫理も低下しているのは残念な限りです。
数字を直したからといって、「交通事故死」が多いという事実にかわりはないのだから
上からの叱責を逃れる方策ばかりを考えるのではなく、「いかにしたら交通事故死を減少できるか」に労力を費やすべきだと
部外者の私は勝手に思ってしまいます。
ドイツは11月に入りかなり冷え込んでいるのではないでしょうか。
日も短くなり、子供達が学校へ出かける時間、まだあたりが暗かった記憶があります。
厚手のヤッケを着て学校へ行くようになるのもこの頃だったと思います。
そしてラッテアネの季節ですね。子供たちはみんな手作りラッテアネを持ち、各家を訪問し、ゲットした飴の数を競いました。懐かしいです。
今でもラッテアネの歌、子供達(といってもおじさん、おばさんになりましたが)しっかり謡えますよ、私も!
勿論今でもマルチン祭の行事は続いているのでしょうね。
もし機会があったらまたその様子もブログアップしていただけると嬉しいです。
ごめんなさい。記事に全く関係のないことばかり書いてしまいました。
拙ブログへのコメントはあまり期待していないのですが頂くとやはり嬉しいものですね。
花水木さんのブログへは定期的にお邪魔していました(コメントは入れませんでしたが)。
お姉様のブログも拝読していました。
特に拙ブログにも記したように友人の病気のことがありましたので、
お姉様の凜としたブログに励まされていました。
そうそう「聖マルティン祭」でしたね。
この間、新聞に各地の「提灯行列」のスケジュールが載っていました。
我が家の近くへは数年前までいつも通っていたのですが、何故かルートを
変えたらしくて見かけなくなりました。
というので「提灯行列」よりも「ガチョウの丸焼き」を今年はどこのレストランで
食べようかというのがこのところの夫との会話です。