毎月第1水曜日に朝日新聞に掲載される池澤夏樹さんのコラム『終わりと始まり』を愛読しています。




今日は「東北への修学旅行」というタイトルで、南海トラフで大地震が予測され津波の可能性がある地域の高校生に震災の追体験をしてもらう東北への修学旅行の提案でした。

震災後、被災地に何度も足を運んだ池澤さんでないと考案できないような説得力のある旅程です。
当時、津波で一瞬にして水浸しになり閉鎖された仙台空港から出発し、多数の小学生が犠牲になった大川小学校では、すぐに裏は山なのになぜ子供たちは逃げなかったのかを考えます。
石巻、気仙沼、陸前高田市を訪れ、私の故郷大船渡も旅程に入っています。
大船渡ではチリ地震津波の教訓から病院や市役所、新聞社が高台に建てられており、津波後すぐに活動を開始できました。

池澤さんのこれまでのコラムを集めた本は電子書籍と単行本で持っており、時折目を通しています。


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