一週間ほど前ですが、ブログ編集画面に「開設2000日」と表示されました。
日本語でお喋りしていた近くに住む友人が亡くなり、それまで彼女と語りあっていた他愛ない日々の出来事を書き留めたいと思ったのがブログを始めたきっかけです。
「書きたい時がブログ時」ということでかなり不定期なアップで、読み返すと稚拙な文章やピンぼけ写真に愕然としますが、今後もその時々の心模様を記して行きたいと思っています。
日記も記してはいるのですが、5年日記帳なので、日々の出来事を箇条書きするだけになっています。

日記帳といえば今年の一時帰国時、実家で母の箪笥の整理をしていたら、引き出しの奥に1959年版の日記帳を見つけました。

15年前に亡くなった母の品は着物以外全て処分したと思っていたので驚きました。
それに家計簿をつけていたのは知っていましたが、日記のことは知りませんでした。
ページをめくったら、その年は家計簿を購入しなかったのか、どうも家計簿がわりに使用していたようです。
でもところどころに60年前のあの頃、母の気に入った言葉や文章が記されています。
処分しても良かったのですが、日記帳の下部に記されている文章がとても素敵で歳時記のように利用するのも良いかと思いドイツに持ってきました。
井上靖や太宰治など著名な作家の随筆やランボー、金子光晴の詩などこれらの随筆や詩を収めて一冊の本にしても良さそうです。
中に故郷の詩人、宮澤賢治の『眼にて云ふ』も掲載されていました。
何故あの有名な『アメニモマケズ』ではないのか編集者に理由を訪ねてみたいものです。
これは賢治が喀血しているとき医者に向かって言葉では言えなくて眼で云う病床の詩です。
最後の4行を記します。
あなたの方から見たらずいぶんさんたんたるけしきでせうが、
わたしから見えるのは
やっぱりきれいな青ぞらと
すきとほった風ばかりです。
長雨が続いていた合間に先日青空が広がりました。
賢治が見たのはどのような空だったのでしょうか。
日本語でお喋りしていた近くに住む友人が亡くなり、それまで彼女と語りあっていた他愛ない日々の出来事を書き留めたいと思ったのがブログを始めたきっかけです。
「書きたい時がブログ時」ということでかなり不定期なアップで、読み返すと稚拙な文章やピンぼけ写真に愕然としますが、今後もその時々の心模様を記して行きたいと思っています。
日記も記してはいるのですが、5年日記帳なので、日々の出来事を箇条書きするだけになっています。

日記帳といえば今年の一時帰国時、実家で母の箪笥の整理をしていたら、引き出しの奥に1959年版の日記帳を見つけました。

15年前に亡くなった母の品は着物以外全て処分したと思っていたので驚きました。
それに家計簿をつけていたのは知っていましたが、日記のことは知りませんでした。
ページをめくったら、その年は家計簿を購入しなかったのか、どうも家計簿がわりに使用していたようです。
でもところどころに60年前のあの頃、母の気に入った言葉や文章が記されています。
処分しても良かったのですが、日記帳の下部に記されている文章がとても素敵で歳時記のように利用するのも良いかと思いドイツに持ってきました。
井上靖や太宰治など著名な作家の随筆やランボー、金子光晴の詩などこれらの随筆や詩を収めて一冊の本にしても良さそうです。
中に故郷の詩人、宮澤賢治の『眼にて云ふ』も掲載されていました。
何故あの有名な『アメニモマケズ』ではないのか編集者に理由を訪ねてみたいものです。
これは賢治が喀血しているとき医者に向かって言葉では言えなくて眼で云う病床の詩です。
最後の4行を記します。
あなたの方から見たらずいぶんさんたんたるけしきでせうが、
わたしから見えるのは
やっぱりきれいな青ぞらと
すきとほった風ばかりです。
長雨が続いていた合間に先日青空が広がりました。
賢治が見たのはどのような空だったのでしょうか。
