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気がつけばふるさと離れて34年

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ふるさと

2014-05-11 12:13:13 | 日記


定期的に日本のお友達と会う機会があります。

長期間、祖国を離れて住んでいると母国語を忘れてしまいますので、日本語で歓談するのが主な目的です。

グループの中にひとり暮らしの方が何人かいます。

ご主人を亡くされて未亡人となった方とか離婚してひとり暮らしをしている人です。

外国でひとりで暮らすということはやはり大変なことだと思います。

私などドイツ人の主人にかなり依存しているところがありので、この人がいなくなったらどうしようといつも思っています。

だからひとりで暮されている方はかなり頑張っているのだろうなあ、強くならなくてはいけないのだろうなあ、ということは理解できるので

すが、中には自分の価値観だけを他の人に押し付けて、人を傷つけているのに気付かない人がいます。こういう人は本当に苦手です。

先日、彼女は福島の原発事故に関して「福島なんかに住んでいないでみんな他のところに住めばいいのに、原発なんか放棄すれば良いのよ」

と言いました。

グループの中におひとり甥御さんが東電の福島第2原発で仕事をし、妹さんが福島で牧師として仕事をしていらっしゃる方がおり、彼女は

とても悲しそうに反論していました。

厳しい意見を述べた方は東京のご出身なので、あまり故郷ということを懐かしく思わないのかなあと考えたことでした。

私の故郷は歌手の新沼謙治さんと同じところで、高校時代の友人、幸恵さんが当時彼の生家の近くに住んでいたのでよく遊びにいきました。

だから彼の「ふるさとは今もかわらず」を聞くたびにふるさとの情景が思い浮かび、とても懐かしくて涙が出てきます。
コメント
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