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気がつけばふるさと離れて34年

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カーニバル開始

2025-02-28 17:48:00 | 日記
昨日ドイツの中でもカーニバルの盛んなここラインラント地方では「女たちのカーニバル」で幕を開けました。
カーニバルは毎年11月11日の11時11分にスタートしますが、これまでは屋内でのみカーニバルの集会が催されてきました。
昨日からはカーニバルが街頭に繰り出します。
街頭カーニバルも11時11分にスタートします。
開始直後のケルンの舞台です。





デュッセルドルフの「女たちのカーニバル」は市庁舎の鍵を奪って女性軍団が市庁舎を占拠するのが開始の合図です。
最初は市庁舎のバルコニーでの鍵の取り合いで、その後市庁舎を占拠する女性軍団です。







こちらはケルンの舞台最前列にいつも陣取る女性軍団です。
11時開始の何時間も前、夜も明けないうちから陣取る逞しいオバサマ達です。



逞しいオバサマ達に比べるとカーニバルの主役の王子と処女(それに右の農民)には荒々しさが感じられずオバサマパワーに圧倒されそうです。



カーニバル時期だけ販売されるお菓子です。



これからカーニバルがクライマックスを迎える来週の月曜日の「ローゼンモンターク」を経て、「灰の水曜日」までのほぼ1週間は町は陽気な雰囲気に包まれます。

追記
カーニバルの喧騒は苦手という人も多く、この時期は旅行に出かける方もいますが私は陽気な雰囲気が嫌いではありません。
普段は少しワクワクするカーニバル時期ですが、今年は故郷大船渡の山林火災のことがあり心より楽しむことができません。
山林火災については後日改めて記載します。これ以上延焼することなく少しでも早く鎮火するよう祈っています。








明日は選挙

2025-02-22 17:44:00 | 日記
日本は厳しい寒波に見舞われ大雪で大変なようですね。
被害が出ないことをお祈りしています。

ドイツはようやく春の兆しが感じられるようになりました。
今朝は朝焼けが綺麗でした。



先日の散歩はご近所のお庭散策コースでトウヒ、エリカ、南天,サンシュユなどを眺めながら昼食前に1時間弱ブラブラ歩きました。








明日の連邦議会選挙の投票会場へもこの道を通ります。
この選挙区で当選が確実視されている方のポスターです。
代議士だったお父様の後任として立候補しました。
(日本の2世議員とは違い?)才色兼備、政策の論点も明確で私には選挙権がないのですが地元住民として応援しています(^。^)。








能楽鑑賞会

2025-02-13 14:22:00 | 日記
昨夜ケルンの日本文化会館で催された能楽鑑賞会に行ってきました。





最初に能楽と曲目の解説があり、その後狂言『鐘の音』と『那須与一語』、能(半能)『船弁慶』が演じられました。
演者は狂言が野村太一郎さん、『船弁慶』の知盛の亡霊が観世三郎太さんでした(上演中でしたが、お隣の方がスマホで一枚撮られたので、私も急いで撮らせて頂きました^^;)。



観客のほとんどがドイツ人で中にはお着物姿の方もいらっしゃいました(休憩時間に撮らせて頂きました)。



最後に上演者が舞台でご挨拶されました。
上演中は上の白いスクリーンにドイツ語と日本語の字幕が映し出されます。



とても閑雅な時でした。





ギュルツェニッヒ管弦楽団演奏会(ピアノ:藤田真央)

2025-02-05 16:52:00 | 日記
昨夜ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団の演奏会に行ってきました。
演奏会場ケルン・フィルハーモニーに行く途中ケルンの大聖堂を通ります。
夜間ライトアップされた大聖堂は荘厳な雰囲気です。





曲目はシューマンのピアノ協奏曲op.54とマーラーの交響曲第5番です。
藤田真央さんのピアノ演奏は初めて聴きましたが近年欧米で急速に注目されているだけあって素晴らしい演奏でした。





ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団は創立1827年という由緒ある楽団です。
マーラーの第5番は1904年10月18日にここケルンのギュルツェニッヒ公会堂で初演され、当時は作曲者マーラー自身が指揮したということで特にケルン市民に愛されています。
初演された頃の公会堂の写真です(1910年撮影)。



楽器編成上、多数の演奏者が必要でオーケストラ演奏の醍醐味を堪能しました。
(演奏後の写真です)。



同じメンバー同じ曲目で2月9日から日本ツアーが始まります。





時事ひとりごと ー 65(パリ協定離脱)

2025-01-27 16:32:00 | 時事ひとりごと
トランプ政権発足後に発表される政策は驚愕することばかりです。
選挙当選から就任後の政策に戦々恐々としていましたが、恐れていた通りになりました。
アメリカの友人から届いたクリスマスカードはトランプ後の寒々とした世界情勢を象徴しているかのようです。



パリ協定離脱表明にもおののきました。
離脱は正式表明から1年後に発効するので、前回は2019年11月の正式離脱表明後、2021年1月に政権を引き継いだバイデン氏がアメリカのパリ協定への復帰を表明したので事務局の財源減少は最小限で済みましたが、今回は少なくとも3年間はアメリカからの拠出金はなくなります。

気候変動枠組条約の事務局はドイツのボンにあるため、締約国会議(COP)開催前の準備会合はボンで開かれます。
昔(20年ほど前)京都議定書締結のための準備作業会合での仕事の手伝いをした事があります。
当時は今ほど地球温暖化や気候変動が注目されていませんでしたが、世界中から多くの参加者がありボンの大会議場での総会や各作業部会で白熱したディスカッションが行われていました。

世界各地で大規模洪水や旱魃、地球温暖化が進行する中、世界各国が協力して気候変動に取り組まなくてはいけないことはあきらかなのに、離脱表明は理解できません。

でも前回の離脱時同様、今回も元ニューヨーク市長の億万長者Bloomberg氏がアメリカの拠出金分を自身の基金と(理性ある)億万長者の友人たちから集めて補填すると発表したのは唯一の朗報でしょう。