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腕がなくなる話

2011-06-14 01:00:02 | Weblog
皆さんは夜寝ている時、腕が無くなる事はありませんか?
私は時々無くします。
すぐ取り戻すのですけど…。

寝床で気持ち良く睡眠中、ふと目を覚ますと右腕の感覚がありません。
背中や左腕が寄越す、自身の重さや布団の質感を返してくれてないのです。
あれれ?これは何
寝ぼけながら左手で確かめると、左手は右腕がそこにある事を感知してるのに、右腕は左手を感知していません。
すごく異質な感覚。
今、左手は何を持っているのだろう。
持ち上げた手を離すとボトリと胸の上に落ちます。
その衝撃でようやく、腕の芯が自分の肩につながっている事が感知できました。
麻酔がかかっているように痺れ、どよーんとして、腕の骨にバウムクーヘンが巻かれているような、柔らかいマネキンの腕が付けられているような、変な知覚を脳に寄越します。
ひえー、異常事態です。
血が流れてないんだ。
なんでなんで。

初めてこの事態に陥った時は、寝転んだまま寝ぼけた頭がパニックでした。
うわあ右腕が壊死した、切断だ。
ちょっと冷たいかもしれない、ぶらぶらの右腕をあちこち動かしていたら、脇の下辺りでくっついていたらしい血管の内壁が離れ、突如として血液が流れ出しました。
詰まっていた部分は血液が血管を叩いて吹き出して行くのが分かる勢いです。
轟轟と流れ、右腕に再び血液が満たされて行きます。
血液って暖かかったんだ。
指先や表皮が、足が痺れた時のようにピリピリしてきました。
皮膚感覚が戻ってくるぅ。
ふう~、ひと安心。
いったいどれくらい血が止まってたのでしょう。

安心したら眠気が戻り、も一度眠りに付きました。

その後も、痺れの度合いは違えども、日を置いて度々発生します。
どうも腕を頭上に上げて眠ってしまうと、この状態に陥るみたい。
頭の下に手を組んで仰向けに寝転ぶとかすると危険。
昔はその格好で寝入っても平気だったので、年とって固くなった筋肉が血管を押し潰し、血液をせき止めてしまうのだろうと推測しています。

今はもう馴れちゃって、発生したら慌てず脇を開き、血を通すようにしています。
でももし朝まで起きれなかったりしたら、本当に右腕を無くしそうだし、血が止まっている時、半分固まってたりしたら、エコノミークラス症候群みたく、脳や肺の毛細血管で血栓になったりしないか不安なので、腕は上げないように寝ています。

ある時、テニスする友人に、こんな事になるんだ、と話してみたら、自分もなるなる腕がなくなっちゃうんだよう、と言っていたので、普通にある事なんだとちょっと安心。
腕がなくなると言う表現はその会話でいただきました。
野球やテニスする人は利き腕が血行障害になる事があると聞いた事があるので、それなのかと思っていたんですが、昨晩初めて左腕をなくしてしまった。
それとは違うのかな?



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