鯉のぼりも面白かったが、自分には他にとても惹かれる被写体があった。
川の両岸に建つ旅館に古いものが多かったのだ。

ここってやってるの?って見た目なのだが、窓の向こうに電灯が灯り、営業してそうな旅館があったり。
建物が古くなったからと思うが、旅館はやめて別のお店をやっているビルがあったり。

古いどころではない、営業終了して放置された廃屋のビルがあったり。
そして、そんな怪しげな建物の間を「背戸屋」と呼ばれる細い路地が通っているのだ。

細い通りには温泉地らしく小さな共同浴場もある。
温泉の噴気を蒸し釜として自由に使える蒸場なんて場所も。

路地は山の斜面にあるので、上へ下へと立体的に結ばれ、ひしめき建つ旅館の間を縫うように繋がっている。
時にはトンネル状に建物の下をくぐったりする。

そこは旅館街と言っていいのか。
夕闇の舞い降りた地には人影も無く、風情というより寂寥感が漂い、ますます奥へ奥へと導かれて行くのだ。

そんな私の足を止めたのは、はぐれてしまった連れからの電話。
「どこにいるんだー!」と怒られた。

急いで来た道を戻ることに。
なので背戸屋がどこに通じているかは分からずじまい。

川の両岸に建つ旅館に古いものが多かったのだ。

ここってやってるの?って見た目なのだが、窓の向こうに電灯が灯り、営業してそうな旅館があったり。
建物が古くなったからと思うが、旅館はやめて別のお店をやっているビルがあったり。

古いどころではない、営業終了して放置された廃屋のビルがあったり。
そして、そんな怪しげな建物の間を「背戸屋」と呼ばれる細い路地が通っているのだ。

細い通りには温泉地らしく小さな共同浴場もある。
温泉の噴気を蒸し釜として自由に使える蒸場なんて場所も。

路地は山の斜面にあるので、上へ下へと立体的に結ばれ、ひしめき建つ旅館の間を縫うように繋がっている。
時にはトンネル状に建物の下をくぐったりする。

そこは旅館街と言っていいのか。
夕闇の舞い降りた地には人影も無く、風情というより寂寥感が漂い、ますます奥へ奥へと導かれて行くのだ。

そんな私の足を止めたのは、はぐれてしまった連れからの電話。
「どこにいるんだー!」と怒られた。

急いで来た道を戻ることに。
なので背戸屋がどこに通じているかは分からずじまい。

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