山行き四日目の続き。
だいぶ標高が下がったのか樹林帯に入った。
また小さな虫が顔の周りをプイプイと飛び、まとわりつくようになった。
この山域は本当に虫が多い。
これだけ標高が高いところで虫に悩まされたことはこれまでないのだが。
雨も鬱陶しいがこの虫たちよりまだマシだ。
雨上がりだからかこれまでで一番鬱陶しい。

今日はお弁当を買わずに小屋を出てきた。
縦走も後半、持ってきた行動食非常食もまるまる残っている。
日帰り登山だと朝はパン食で腹持ち悪く、お昼までにお腹が空きだし行動食にいくばくか手をつけるのだが、山小屋に泊まると腹持ちのいいご飯を朝からたっぷり食べるので行動食を食べたことが無い。
まるまる残して帰るのも業腹だ。
明日は上高地に下るだけだし、これらを昼食代わりに食べることにした。

樹林帯は所々切れて草原になっていた。
草原と言うかゼンマイみたいな葉を広げる前のシダ植物の森だ。
花もたくさん咲いていていい所。
まとわりつく羽虫さえいなければ。
花咲く草原で写真を撮りつつカントリーマアムとナッツをつまんだ。
少量食べただけで満足した。
しんどくはあるもののさして歩いてないってことか。
毎食これだと厳しいだろうが荷を軽くゴミを少なくできる。
次回の縦走時も参考にしよう。

特徴のない道が続き、地図を見ても今どこまで来ているのか分からない。
予定より遅れているのか早いのか。
お昼を食べるのにザックを降ろした小さな草原の外れに2592ピークの標識があった。
ようやく現在位置判明。
下り坂の斜面にポチポチとニッコウキスゲが咲いている。
山肌の緑を見て高山では新緑の季節なんだと思い出した。
小さな池の畔を通過し歩いて行くと蝶槍と思われるトンガリが見えた。

蝶槍は風の吹き抜ける気持ち良いピークだった。
再び森林限界の上に出て、見晴らしも良し。
風があるからか鬱陶しかった羽虫は少なく、ザックを降ろしてしばし落ち着いて涼む事ができた。
後で後悔したのだが、もっとここでゆっくりしたら良かったと思える、この日一番の居心地良さであった。

お天気は雲は流れるもののすっかり回復。
しかし樹林帯を抜けた稜線は風がどんどん強くなり、遮るもののなくなった登山道は右から左へと常に風に晒されていた。
蝶ヶ岳へはなだらかな二重稜線を行く。
褐灰白色の砂礫とハイマツの緑が視界を占める。
縞模様のコントラストが面白い。

だいぶ標高が下がったのか樹林帯に入った。
また小さな虫が顔の周りをプイプイと飛び、まとわりつくようになった。
この山域は本当に虫が多い。
これだけ標高が高いところで虫に悩まされたことはこれまでないのだが。
雨も鬱陶しいがこの虫たちよりまだマシだ。
雨上がりだからかこれまでで一番鬱陶しい。

今日はお弁当を買わずに小屋を出てきた。
縦走も後半、持ってきた行動食非常食もまるまる残っている。
日帰り登山だと朝はパン食で腹持ち悪く、お昼までにお腹が空きだし行動食にいくばくか手をつけるのだが、山小屋に泊まると腹持ちのいいご飯を朝からたっぷり食べるので行動食を食べたことが無い。
まるまる残して帰るのも業腹だ。
明日は上高地に下るだけだし、これらを昼食代わりに食べることにした。

樹林帯は所々切れて草原になっていた。
草原と言うかゼンマイみたいな葉を広げる前のシダ植物の森だ。
花もたくさん咲いていていい所。
まとわりつく羽虫さえいなければ。
花咲く草原で写真を撮りつつカントリーマアムとナッツをつまんだ。
少量食べただけで満足した。
しんどくはあるもののさして歩いてないってことか。
毎食これだと厳しいだろうが荷を軽くゴミを少なくできる。
次回の縦走時も参考にしよう。

特徴のない道が続き、地図を見ても今どこまで来ているのか分からない。
予定より遅れているのか早いのか。
お昼を食べるのにザックを降ろした小さな草原の外れに2592ピークの標識があった。
ようやく現在位置判明。
下り坂の斜面にポチポチとニッコウキスゲが咲いている。
山肌の緑を見て高山では新緑の季節なんだと思い出した。
小さな池の畔を通過し歩いて行くと蝶槍と思われるトンガリが見えた。

蝶槍は風の吹き抜ける気持ち良いピークだった。
再び森林限界の上に出て、見晴らしも良し。
風があるからか鬱陶しかった羽虫は少なく、ザックを降ろしてしばし落ち着いて涼む事ができた。
後で後悔したのだが、もっとここでゆっくりしたら良かったと思える、この日一番の居心地良さであった。

お天気は雲は流れるもののすっかり回復。
しかし樹林帯を抜けた稜線は風がどんどん強くなり、遮るもののなくなった登山道は右から左へと常に風に晒されていた。
蝶ヶ岳へはなだらかな二重稜線を行く。
褐灰白色の砂礫とハイマツの緑が視界を占める。
縞模様のコントラストが面白い。
