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この日嵯峨野を訪れ、三条で飲もうと思わなければ出会えなかった。

2015-09-09 02:18:21 | その他旅行き
7月20日(月) 夜

大覚寺見学後、JR嵯峨嵐山駅近くの喫茶店でカキ氷を食べ、ようやく暑さから解放される。
昔銭湯だった建物をお店にした洒落たところだった。
夕食も京都で食べて帰ろうと嵐電嵯峨駅から四条大宮へ。
食べログで見つけた堀川高校の北東にある飲み屋で飲んだ。
いい気分で烏丸駅に向けて歩いていると、祇園祭のお囃子のような音が流れてきた。
コンチキチンっての。
どこかで演奏の練習をしてるのかと歩いて行くと、交差点の右奥に提灯がいっぱい吊り下がってる。
あれ?練習にしては本格的な…、と近づくと本物のお祭りの最中だった。
立札の説明を読むと祇園祭の後祭(あとまつり)と書いてある。
へえ、そんなのがあるんだ。







祇園祭は興味はあるもののその人出に怖気をふるい、これまで見に来たことはない。
その晩は人も少なく、でも曳山は豪華で、前後を飾る提灯が賑やか。
私にはこれで充分。
思わぬ被写体に店仕舞いしていたカメラを取り出し、再度撮影開始。
その日曳山は動く様子はなく、じっくり撮影できた。
北観音山という名前らしい。
へえ、格好いい。
演奏は時を置いて行われるらしく、揃いの浴衣を着た奏者の皆さんが曳山の舞台に登り始めた。
間近で初めて祇園囃子を聴いた。
祭りっていいな。



道の奥からもお囃子が聞こえていたし、小さく提灯が見える。
向こうにもあるようなので行ってみた。
こちらは南観音山とあった。
曳山はもちろん、提灯の印も奏者の浴衣も北観音山と違う。
みなで協力して祭りは盛り上げるけど、独自色は押し出し主張する。
人間だなあ。
後で調べてみると、前祭(さきまつり)というのが私の知っている宵山だとか山鉾巡行なんて行事だったようだ。
規模は小さめながら、後祭でも宵山や山鉾巡行があるらしい。
この日は山鉾建ての日で翌日から宵山だった。
出来たてだったのね。







撮影に満足し烏丸駅へと向かうと、四条通りの向こうにまた提灯が見えてきた。
まだあるのか?
行ってみるべし。
こちらはなかなかの見学者の数だ。
大船鉾という名前だった。
昔焼失してしまったが、昨年復活させたものらしい。
確かに使われてる木材が新しい。
大船鉾は有料で舞台に上がらせて貰える。
せっかくなので登らせて貰った。
しかしながら見学者多数で舞台上でゆっくり下を見下ろす事はあたわず。
前の人に続いて歩いて、あっという間に見学終了。
まあ、いい体験をした。
記念に大船鉾の手拭いを買った。
いやあ、思いがけずいいものを観て聴いて感じさせてもらった。