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玄武洞駅まで

2025-03-12 06:30:47 | その他旅行き
話好きの運ちゃんのタクシーで退屈することなく浜坂駅に到着。
ホームに気動車が待っていたので改札を入る。
10:31発の城崎温泉行きだ。
がら空き状態で列車は出発した。
城崎温泉まで1時間程。
間にある駅は7駅しかないのになかなか時間がかかる。
駅間が長いということだな。



昨日降りた餘部駅ホームは昨日にも増して沢山の人がいた。
やはり乗り込んでくることはなく、写真を撮ってるだけなので、下にある道の駅に車で来た人たちなのだろう。
発車して車窓を眺めていて思い出した。
昨日城崎温泉駅に満員でやってきたのはこの列車ではないのか。
到着時刻を思い出すと確かにそんな時間だった。
するとこの後どっと乗ってくるのかもしれない。



予想は的中し、香住駅のホームは人でいっぱいだった。
たちまち車内は人で満たされていく。
全員を乗せるのに時間がかかり、たぶん少し遅れて発車しただろう。
ドア横のロングシートに座っていたため、目の前に座れなかった人が立ち、背後を振り向いて車窓を眺める事ができなくなった。
失敗したなあ。
あと30分やる事なく座ることになり、いつの間にか眠り込んでしまった。



今回の旅の宿を決める時、香住の宿も検討対象にしていたと思う。
余部橋梁を見たかったのでその先の浜坂の宿にしたのだが、正解だったな。
昨日城崎温泉駅でお昼前の中途半端な時間にずいぶんたくさんの人が帰ってくるのだなと思ったが、時刻表を見ると城崎温泉以遠から帰ってこれるこの列車の前の便は、香住駅発8:28だった。
朝食を食べてチェックアウトして乗るには少し早過ぎるのでこの列車に集中してしまうのだろう。



車両は2扉しかないので、城崎温泉駅で乗客が全員降りるにも時間がかかった。
我々は一番最後に降りて4番線の福知山行き普通列車に乗り換え。
こちらはがら空き。
乗り込んで程なく発車した。
次に降りるのは一駅先の玄武洞駅である。
2両連結のワンマン列車後方車両に乗ったので、無人駅と思われる次の駅で扉の開く前方車両に移った。




朝食と散策

2025-03-10 17:30:32 | その他旅行き
翌朝、窓の外が明るくなり始めた頃、遠く近くで工事用車両が何かしているような音が聞こえてきた。
どうやら道路の除雪作業をしているようだ。
夜にまた雪が降ったのだろうか。
起き出して窓の外を見ると、昨日は見えていた隣の家が、木の枝に樹氷の様に雪が付いて見えなくなっていた。
洗面所で顔を洗い、廊下から外を見ると駐車場の車にもこんもりと雪が積もっていた。
後で外を散策してみよう。







朝食は昨晩と同じテーブルでとのこと。
普通に旅館の朝の献立かと思ったら、朝もカニだった。
ドンと羽釜が置かれていて、蓋を開けて見るとセコガニと言うのか、小さなカニと一緒に炊き上げたカニ釜飯だった。
おー、これはうれしい。
少し柔らかめの炊き上がりだったが、程よい甘味がやさしい味わい。
内子と思われる細かな粒々を混ぜ合わせて食べた。





そして味噌汁にも小ぶりなカニの胴体が割られて4分の1ほど入っていた。
カニ味噌が味噌汁の出汁をとても濃厚なものにしていた。
これはうまいな。
昨日からもうカニ味噌の旨味にやられっぱなしである。
朝食のおかずもいただいたが、この味噌汁だけがあればもう満足である。
カレイの干物を焼いたものが一番淡白だったな。





帰りは駅までのバスにちょうど良い時刻のものがない。
列車の時刻まで時間はたっぷりあるので、気候のいい時期なら歩いて向かう手もあったが、雪道なのでそれははなから断念。
タクシーを呼んでもらえるようお願いした。
荷造りを終えておき、列車に間に合うよう来てもらう時間まで付近を散策することにした。
前日観光案内所で手に入れた七釜温泉ぶらり絵図を手にし外に出た。







お天気は回復しており、青空に太陽が輝いていた。
雪の照り返しが眩しい。
とりあえず背後の山に沿った道を歩いてみる。
道路はやはり除雪されていて歩きやすい。
選んだ道が町はずれだったからか、温泉街というより田畑の間に民家のある田舎道の風情。





家のない平なところは雪が覆っているので、田んぼなのか畑なのか分からない。
山が迫ると太陽で溶かされた雪の雫が木々から落ちてきて、雨の中歩いているような具合になる。
晴れたので傘を置いてきてしまって上着が少し濡れてしまった。
急な斜面に小さな神社があって、そこにお詣りしようと思っていたが、雫がすごいので諦める。
荒地なのか田んぼなのか雪原を見渡せるところまで行って宿に引き返した。






七釜温泉でカニ三昧

2025-03-08 17:57:26 | その他旅行き
宿はなかなか古い建物。
早くに予約を入れたからか、一番奥まった部屋に通された。
部屋に風呂は付いておらず、洗面台、トイレも供用。
部屋にはこたつがあった。
こたつなんて久しぶりだなあとまずは足を暖め、茶菓子をいただいた。
最近のこたつは天面全体で暖めるんだね。
網で囲われた電熱器の出っ張りがなくて驚いた。



早く着いたので夕食前に温泉に入った。
浴室は少し狭めで、石を埋め込んだ飾り壁が時代を感じさせる。
そして天井が真っ平だった。
故に至る所にしずくが落ちてくる。
温泉に入る時は露天風呂であっても頭にタオルを乗せる派だ。
久しぶりに実質的な役に立った。
泉質は旧泉質名で言うところの石膏泉で薄濁りのお湯だった。
夕食直前だったからかうまく一人きり、ゆっくり温まった。



さあ、いよいよ今回の旅の目的、カニづくしの夕食である。
これまでの人生でたぶん一番の贅沢な食事となった。
料理は一品づつ持ってきてくれるシステムではなく、すでに全てがテーブルの上にセットされていた。
これはこれでどれだけの量を食べなければいけないかが分かって、自分の優先度で手を伸ばす料理を選択できてよい。
浜坂産のカニであることを示すタグが4枚あったので、一人2杯。
全ては食べ切れないな。





最初に食べたのは生のカニ。
舌の上でもっちりとろりと上品な甘味が広がり溶けてゆく。
いや、舌だけでなく口腔内壁全体でその濃厚さを感じ取ったと言った方がいい。 
こりゃまた美味いもんがこの世にはあるもんだな。
これまでカニを食べた時は、ふむふむ、カニって美味しいな、と言う程度の満足感だった。
カニに似せた「ほぼカニ」の口当たりをカニと認識していたような感じ。
そのカニの味の概念が変わった。
これから食べる普通のカニとどうしても比較してしまうことになるなあ。





鍋で食べる用に盛られたカニは生でも食べれるそう。
このカニの一番太い足を最初に食べたのだろう。
一本づつ鍋に入れて半生くらいで取り出し食べた。
次の衝撃は甲羅にまとわりついたカニ味噌であった。
さらに濃厚な旨味が怒涛の如く押し寄せる。
何の嫌味も癖もないただただ純粋な旨味の塊だった。
これが焼きガニと茹でガニで風味の相違する2杯分あるという贅沢。
鍋で茹でたカニは普通ポン酢につけて食べると思うのだが、カニ味噌スープを飲んでしまうのではなく、取り出したカニ身をカニ味噌に浸して食べるという、旨味に旨味を重ねる手法を連れに教わりやってみた。
至福の時であった。



合わせた酒はもちろん日本酒。
香住鶴と文太郎の二品を扱っていて、それぞれの味の特徴を聞くと、香住鶴は歴史ある酒で甘口、文太郎は地元である新温泉町の新進の酒蔵が醸す酒で中口とのこと。
文太郎にしてみた。
飲んでみて驚く。
確かに中口、でもとても強い。
ガッツリと攻め込んでくる。
これはなかなか個性的な。
カニの濃厚さに負けない力強さで、カニ宿の酒の選択の確かさよ。



食事は広い座敷をカーテンで仕切って個室状態で食べさせてくれる。
先に食べ始めた隣のお客さんと宿の女将さんとの会話が聞こえる。
食べ残したカニはボイルして持ち帰る事ができるよう。
我々も食べ切ることはできず、まだ鍋に入れていない大量の野菜とともに持ち帰ることにした。
少し荷物になるが発泡スチロールの箱に保冷剤とともに入れてもらうことにした。
ご馳走様でした。




浜坂駅から

2025-03-06 06:30:50 | その他旅行き
餘部駅にやってきた浜坂行きの普通列車に乗りこむ。
餘部駅のホームにはずいぶん沢山の観光客がいて、こんなに乗客がいるのかと少し驚いたが、ほとんどが列車の写真を撮るだけで、乗り込んだのは我々含め数名だった。
スマホで撮ってたから一般観光客だよな。
最近は我々鉄オタ以外でも列車を撮影する人が増えたよな。
TVでも鉄道旅がよく取り上げられるし、鉄道人気が上昇しているようでいいことだ。
あれ?、前にも同じようなことを書いた気がする。



浜坂駅に到着してホームに降りると、隣に特急「はまかぜ」が止まっていた。
おお、さっき餘部駅を通過していったやつだな。
てことは前の方に「はなあかり」がいるはず。
これは撮影せねばと歩き出したら、ちょうど出発時刻だったのか笛が吹かれドアが閉まった。
ホームを急ぐが「はなあかり」まで到達する前にスピードを上げ、走り去ってしまった。
あれま残念。
じっくり撮影するのはまた別の機会だな。
ホームには乗ってきた普通列車が折り返し発車するのを待っていたので、こちらを落ち着いて撮影した。







浜坂駅からは湯村温泉行きのバスに乗る。
途中にある七釜温泉という温泉地にある民宿のような旅館のような宿を予約している。
バスの時間まで浜坂駅前を散策した。
街中の道路は除雪されていて、アスファルトがしっかり露出している。
ここは普段営業してるのか?と疑問に思う準備中の札を出した古い喫茶店があった。
玄関前では融雪の為に水を流していたので営業はしていそうだ。
どんな店内なのか気になったが今は閉まってるので様子は伺えなかった。
観光案内所的な所で浜坂と七釜温泉の地図を手に入れ、時間を潰した。





バスは小さな乗り合いバスだった。
乗る時に降りたいバス停を申告するのだが、「七釜温泉」と言うと、運転手さんの頭の上にクエスチョンマークが浮かぶのが見えた。
一瞬の間の後「ああ、七釜温泉ね」と分かってくれたので、あまりそこで降りる人はいないのかもしれない。
10分ほど走って停留所に着くと、やはり降りたのは我々だけだった。



そこは七釜温泉街への入口で、温泉街まで歩くのに普段であればなんてことはない距離だが、雪道なので結構時間がかかりそうだ。
まず橋を渡る。
車道は車が通るからグズグズではあるがアスファルトが見えているのに、歩道は雪が積もったままだ。
足跡はあるもののほぼ新雪状態。
橋の上だし夕刻になって気温が下がり、雪を踏むとコクコクと軋む音を靴の底に感じる。







橋を渡り終えると温泉街の建物が近くなった。
少し歩きやすくなったぐちゃぐちゃの道路を宿へと歩く。
温泉街は土産物屋や遊戯施設が軒を連ねるようなタイプではなく、旅館や民宿の宿泊施設のみで構成されてるところのようだ。
夜外に遊びにでるところはなさそう。
15分くらい歩いたろうか。
ようやく今夜のお宿に到着。




余部橋梁

2025-03-04 06:25:43 | その他旅行き
餘部駅を降りるとまた雪がすごくなっていた。
降りる直前の車窓からは降っているように見えなかったので、今降り出したのだろう。
傘の準備ができておらず、思わず目の前の待合室に逃げ込んだ。
お陰で乗ってきた列車の去り行く姿をダイレクトに撮ることができなかった。





現在の余部橋梁はコンクリート製。
建て替えられる前の橋は鉄橋でその一部が現在も残され、空の駅という展望施設になっている。
地上とは余部クリスタルタワーというエレベーターが結び、楽に昇ってこれる。
そこからすぐのところに道の駅があり、車で来たと思われる観光客がポツポツとエレベーターで上ってきて展望を楽しんでいた。





この後特急「はまかぜ」が「はなあかり」を連結して通過する。
その待ち時間で空の駅からの眺めを撮影。
通路は雪が積もり新雪の上を歩く感触を久しぶりに思い出した。
雪が凍っていて滑ったら嫌だなあと思い、靴底の凸凹した登山靴を履いてきたが、ハイカットなので深い雪でも履き口から雪が入り込まない。
そうした意味でも登山靴にして正解だった。





「はまかぜ」通過後、クリスタルタワーで地上に降りた。
橋の真下には公園があり、鉄橋の橋脚が一部残されている。
現役の時は錆びてしまわないようしっかり保守されていたそうだが、モニュメントとなった今は鋼材の表面に錆びが浮いていた。
錆びた構造物は好きだが、このまま朽ちていくのかと思うと寂しい。







そこから日本海の海岸まではすぐだ。
雪が溶けかけてぐちゃぐちゃの道路を横断し海へと歩く。
寒波が来て冬型の気圧配置であるはずなのに、思ったほど日本海は荒れていなかった。
堤防から顔を出すと風が吹きつけてくるが、強風とまではいかない。
しばし海を眺めた後、道の駅で冷えた体を暖めることにした。





道の駅の駐車場には数台車が止まっていた。
雪道をほとんど走ったことのない身としては、雪の降る地に車で遊びに来れる人を尊敬してしまう。
道の駅の建物に入ると、まず余部橋梁の歴史を紹介するエリアが迎えてくれる。
その横に売店があり土産物を見てみると、鉄橋の鋼材を使用した文鎮なんてものがあって興味を引いたが、書道する訳でなく使い道が無いので眺めるだけで済ませた。
その奥にある食堂でコーヒーを飲んで一息つき、再び余部橋梁へと戻る。





今度はエレベーターを使わず遊歩道を歩いて上ってみることに。
途中、山の斜面からは真ん中辺りの高さの橋脚部が間近に観察できた。
駅のホームと反対側の山には展望台がある。
余部橋梁を走る列車を撮れる撮影スポットだ。
余部橋梁の紹介写真で見たことのある景色だった。
ちょうど香住の方へ行く列車がやってくるので、同じ構図とならないよう少し下った位置で待ち撮影した。





展望台から橋の下をくぐり、餘部駅のホームへ行ける。
その辺りは今回の旅で一番雪が深かった。
斜面の切株の上に積もった雪の厚さは20~30cmくらいだろうか。
山陰地方ではあるが、ここはそれほど雪深いところのイメージではない。
それなのにこれだけ雪のある時に来れて面白かったな。
途中、集落に降りる道を分け、ホームへの最後の坂道を上った。


餘部駅まで

2025-03-02 09:34:45 | その他旅行き
新大阪駅から城崎温泉駅まで約3時間。
城崎温泉駅に到着して電車を降りると、駅はとても賑わっていた。
改札を出て外を覗くとすごい雪の降りようだ。
街のお店でお昼を食べるのをやめて正解だな。
改札横の売店で駅弁を物色した。





夕食は海産物だからお昼は畜産物にしようと名前を忘れたが肉系の駅弁を手に取る。
すると連れが面白い駅弁を見つけた。
その名も「JR貨物コンテナ弁当」。
弁当箱がコンテナの形をしている。
おー、面白い。
自分もそれがいい、と先に手にした駅弁を戻しコンテナ弁当と交換。
温かいお茶とともに購入した。



さてどこで食べよう。
待合室は人がいっぱいで落ち着かない。
この後の列車に乗ってから食べることにする。
しかし特急ではなく普通列車だ。
夏に飯田線に乗った時のように、満席のボックス席で知らないお客さんの目の前で食べなければいけないかも。



などと話しながらホームで列車を待っていたが、やってきた普通列車を見て驚いた。
立錐の余地の無い満員列車だったのだ。
この人たちはどこから来たのだろう。
香住方面からやってきた列車なので、そちら方面で昨日宿泊した人たちなのだろうか。
昨日は金曜日なのに、すごいな。





その列車は折り返し鳥取行きとなる。
みんな降りてしまった列車に乗り込んだ。
ここから北に行く人は少なく、がら空きだ。
ボックス席に座り、他のお客さんが来る前に食べ始めた。
コンテナ弁当には「神戸のすきやき編」とあるので、コンテナは同じで中身の違う駅弁が他にあるのかもしれない。





すきやき肉は甘すぎず辛すぎず柔らかくてとても美味しかった。
ご飯にもすきやきのタレが薄く混ぜ合わされ、他の付け合わせも少し味が違って変化をくれる。
売店では冷蔵庫に入っていたのでちょっと冷たく、常温に戻してから食べられれば良かったかなとも思う。
コンテナの弁当箱はプラスチックのただの箱なのだが、外側の造りがなかなか良くできていて、本物そっくりだ。
持って帰ることにした。





列車はいつの間にか発車しており、次の竹野駅に到着する前に右側の席に移る。
この先右側に日本海が見えるはずなのだ。
竹野駅、香住駅で乗ってきたお客さんは多くなく、座席が半分埋まるくらい。
次の降車駅は餘部駅である。
近年建て替えられた余部鉄橋があった駅だ。






城崎温泉駅まで

2025-02-28 06:34:48 | その他旅行き
兵庫県の日本海側、浜坂へカニを食しに行ってきた。
今回の旅は一泊二日。
カニを食べた行き帰りで沿線観光地も訪ねた。
また分割して記事記載する。



12月から企画開始し宿を予約、1月に特急券を取得して準備万端で2月を迎えた。
しかし出発一週間前に心配事が発生。
この冬一番の寒波がちょうど三連休を襲うというのだ。
雪が見えるかもしれないと一番寒い時期に旅を設定したが、雪が降りすぎて鉄道が運休とかになったら目も当てられない。
また旅行中止の事態になってしまうかも、とドキドキしながら出発前日を迎えた。





前日の段階で確定した運休路線は湖西線、琵琶湖線辺りのみで、深夜早朝に部分運休するらしい。
福知山線、山陰線は通常運行してくれるそうでよかった。
まだ予断は許さないが取り敢えず出発はできそうだと新大阪駅へやってきた。
まずは特急「こうのとり」で城崎温泉へと向かう。
コーヒーを買って乗り込んだ。





新大阪駅ではがら空きだった車内は、大阪駅ですぐに満席になった。
みんなカニを食べに行くのかな。
電車は尼崎から福知山線へと入り北上していく。
福知山辺りから車窓に白いモノが見え出した。
山の斜面の日陰なんかに雪が溶けずに残っているのだ。
さらに走ると溶け残りの雪がどんどん多くなり、家の屋根も白く覆われてきた。





そのうち雪が降り出した。
和田山辺りから周りはもう真っ白である。
進行方向に向かって左側の席を予約したのであるが、左側は山の斜面が迫りあまり眺めがよくない。
右側に目をやると広がりがあって降る雪が重なって幻想的な光景だ。
失敗したなあ。
福知山線山陰線で北に向かう時は右側に座るべし。





途中踏切の安全確認を行なったとかで15分弱の遅れが発生。
城崎温泉駅からその先へ行く列車に乗り換える予定で、城崎温泉駅での待ち時間50分くらいの間に途中下車して昼食を食べる予定だった。
しかしこの遅れでお店で食事するには少し厳しいかもと連れと相談し、駅弁を買って車内で食べることにした。
以下次号。






伊丹駅と塚口駅

2025-02-16 14:07:59 | その他旅行き
伊丹のお祭りがあった三軒寺前広場へ行くのに使用したのは阪急の伊丹駅。
伊丹駅は伊丹線の終着駅。
高架の駅だが、高架なのは駅の部分だけで、頭端式ホームの端から隣の駅の方を眺めると、線路は地上へと坂を下っていく。
商業ビルの3階にあり、店が並ぶフロアに改札がある。
改札を入るとすぐホームがあるのが面白い。







伊丹線は神戸線塚口駅から北へまっすぐ伸びている。
塚口駅北側の大阪梅田行きのホームを挟み、北西方向へと線路が出ている。
駅を出るとすぐ急なカーブがあり、曲がり切ったら後は一直線である。
周りはずっと住宅街。
一度沿線を歩いてみたいと思うが、この線に乗る時はほぼ冬の寒い時、そして祭りの酒で
ほろ酔い気分。
なかなか歩く気にならないだろうな。








伊丹市の冬の集い

2025-02-14 06:41:04 | その他旅行き
2月のこの時期、たぶん毎年、伊丹で小さなお祭りがある。
「いたみ冬の元気まつり」といい、JRと阪急の伊丹駅の間にある三軒寺前広場に露店が並び、即席の野外舞台で市民のパフォーマンスが披露される。
広場の隣にある小西酒造は白雪蔵まつりを同時開催する。
一昨年一度来た事があり、お酒が飲めるお祭りなので今年もやってきた。



白雪蔵まつりでは有料試飲の他、鏡開きやお楽しみ袋の販売がある。
鏡開きは無料で樽酒を飲ませてくれるのだろうけど、人数限定で前回来た時は待ち行列が長く、飲ませてもらおうという気にならず。
今回はそもそも昼からしか来れなかったので時間も合わず。
それよりもお楽しみ袋というお酒の詰め合わせが販売されていて、だいぶお得な値段で買えるようだったので、今年はそれを手に入れようと思っていた。
前回はお昼過ぎにまだ大量に残っていて、これだけあるなら荷物になるから終わる頃に買って帰ろうと、帰りがけに売り場に行ったらいつのまにか売り切れていた。
今回は先に買っておこうとまず売り場にいったが、整理券制になっていて、すでに完売の紙が貼り出されていた。
今年も手に入れられず。



まあ仕方ない。
露店でお酒と食べ物を買ってお昼にしよう。
有料試飲したのはベルギービールと日本酒のぬる燗。
ビールはヴェデットエクストラホワイト。
フルーティーでスパイシーと紹介されていたが、とても爽やかな口当たりだった。
スパイシーと言うとカレーを思い出すので、変化のある辛味をイメージしてしまうが、こうした飲み物の場合、清涼感をもたらす味わいに繋がる気がする。
とても美味しかった。



ぬる燗のお酒は小西酒造の看板商品、白雪。
日本酒の王道を行くような味わいで、辛口でもなく甘口でもない。
中庸という表現はこの酒のためにあるのではないか。
直球ど真ん中な味わいだった。
このぬる燗を手にしてからつまみのおでん盛りを買ったので、食べ始めた頃には冷めてしまい、ひやで飲むことになった。
熱燗にしとけばよかったかな。



お酒の当てはおでんの次に粕汁を買ってみた。
これが美味しかった。
白雪大吟醸の酒粕を使ったもので、しつこさの全くない、しかし酒粕の旨みが存分に活かされた粕汁だった。
程よく煮込まれた根菜類や豚肉もいい味わい。
しかも一杯300円。
他の屋台では、同じ大きさの器一杯で500円~600円していたから、この物価高騰の時候に頑張ってくれたなあ。



前回は暖かい日だったのか、お祭りの終わる時刻直前までウロウロしていた覚えがあるが、今年は寒い日で、飲み終えたら早々に帰ることにした。
今回もとても賑わっていて、みんな楽しんで飲んでいて、私も楽しい気持ちにしてもらった。
また来よう。




カニカニツアーを計画中

2025-02-02 17:41:43 | その他旅行き
次の旅はこの2月に予定している。
何年も前から冬場に日本海側のカニの産地にカニを食べに行こうと連れと話していたのだが、検討開始が毎年遅れ行けないままになっていた。
この冬こそはと昨年末から検討開始し、ようやく予定を組むことができた。
まずはカニを食べさせてくれる浜坂の宿を予約。
冬の日本海側だから雪が積もっている可能性が高く、冬装備のない我が家の車では行くことができない。
現地までの足は必然的に鉄道となる。
行き帰りの途中で観光したいので、その予定も組み込みつつ列車を調べた時のお話し。



最初はいつもお世話になっているジョル◯ンで検索した。
より良いスケジュールにできないかと前後の列車を調べ始めると選択肢がいっぱい網に掛かってくる。
我が家からだと京都駅廻りで山陰線で行くルートと、大阪駅廻りで福知山線で行くルート、さらに大阪駅から姫路廻りで行くルートもあり、どれも同じような所要時間で行ける。
観光先で時間を取れる方が良いのでいろいろ組み合わせてベストな列車を選びたいのだが、条件を変えて検索するのがとても面倒で時間がかかる。
無料の検索サイトだから仕方ないとあきらめ、より効率を求めて時刻表を買うことにした。



時刻表を買うなんて何十年振りだろう。
字は小さいが少しでも安くしようと小型の奴を買った。
おかげで会社のカバンに潜ませて、通勤途中にも調べることができ、調査期間を短縮できた。
時刻表は素晴らしい。
前後の列車は一目瞭然だし、乗り換え時に直後の列車だけではなく、その駅で途中下車したとして次の列車までどれだけ猶予が取れるかもすぐに分かる。
ただ、必要なのは分厚い時刻表のほんの数ページの情報で、その他の路線のページは不要なんだけどなあというケチくさい思いもある。
割高になってもいいので、必要なページの情報だけ切り売りしてくれないかな。



なんにせよある程度納得できる旅程を組むことができた。
特急列車の切符予約も終了。
後は観光先の周辺情報を仕入れつつ当日を待つのみ。
コロナやインフルエンザに罹らないよう注意して過ごさなければ。