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熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。270ページ。ペンクラブ大賞受賞。
残部僅少、送料込み5000円。注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

菰野にて

2011-11-14 05:55:15 | 写真
11月14日(月)、晴れ。

昨日は、まずまずの小春日和。
湯の山山麓の菰野には11時30分頃にと車で出かけました。
羽生さんと谷岡さんの講演は、13時スタートなので、昼食も含めて1時間30分の余裕を見越しての出発です。

ルートは、国道163号で木津川を遡って伊賀上野。
伊賀上野からは名阪国道で亀山インターから東名阪道路で四日市出口へ。
ここまでは1時間30分、至って順調。


出口の取り付け道路に100メートルほど入ったところで、先に見える第1カーブ辺りには自動車の列。
出口が渋滞。事故かなと思いましたが、余裕はたっぷり取っていましたので焦りは全くありません。
時計は11時15分。ここまでは予定通り。
出口を出れば、ここからは15分程度で到着します。

しかし、ここからが問題でした。
先に見えている渋滞の列が、ぴたりとも動きません。
だが、取り付け道路の高い位置から見た湯の山方面への国道は、多少込み合っているようですが、動いています。

15分が経ちました。全く動きません。
ちょっと嫌な予感。
やがて出口に向かう先の車が、4台分ほど動いてストップ。
以降は断続的にこの繰り返しです。
先ほどから30分以上が経って、やっと料金所と名古屋方面からの出口合流部が見えてきました。
余裕の1時間半の半分くらいはここで消耗してしまいました。

先に見えてきたETC出口は2つ。
しかし、ほとんどは湯の山方面に向かう車で、車列は山側の1つに集中。海側のETCはガラスキ状態であることが分かりました。
さらに20分。
やっと名古屋からの合流部に辿り着いて、小生はガラスキのETCから渋滞を脱出。
一旦、反対方向へ出て、湯の山方面にUターンしたのは、12時を10分程過ぎたころでした。


以上が、思わぬ時間を食ってしまったというお話。
途中、沿道の喫茶店で軽い昼食を済ませて、会場には開演5分前に到着。やれやれでした。

地元の人聞くと、紅葉の時期、特に休日の出口での渋滞はいつものことだそうで、ご注意あれ。

ーーーー

講演は対話形式で、1時間20分程。
観客は、小学生親子と、近隣の将棋ファンが総勢120人ぐらい。
設営は、菰野町。
企画とプロジュースの中心は、尾崎さん(オレンジ支部長)。
それに、愛知県の鬼頭さんや三輪さん、三重県の将棋仲間たちが協力しての開催です。

第1部・講演テーマは「羽生さんが強いのはなぜか」、それに「将棋の面白さ」。

谷岡さんは、将棋の歴史研究の成果も披露しつつ、観衆の子供たちを意識して羽生さんの強くなった秘密を解き明かそうと。
漫才で言うならば、谷岡さんが鋭い突っ込み。
幅広く受けて立つのは羽生さん。
さすが、二人の対話は、他では聞けない内容が多かった。

羽生さんと谷岡さんの対談の様子を速報しておきます。








以下は、小生がメモったフレーズ。
話の内容は、これから想像してください。

(谷岡さん)
最近の不調は「年のせい?」ですか(これには羽生さんも、苦笑い)。
只今の「通産勝率「7割5分」(正確な勝ち数撒け数と勝率は、メモできず)の抜群。
偶然性がほとんどないのが将棋。
実力勝負のゲーム。
普通の子供が、これほど強くなった秘密はなにか。
羽生さんにとって、チェスや囲碁は、頭のリクリエーション?
「IQはどのくらい?」。

(羽生さん)
「測ったことがありません」。
何事も、基本的動作が大切。
沢山の時間を、触れる費やす。
基本の形、指し方を繰り返し覚える。
余り考えすぎルよりも、実戦を多く。
同じミスは繰り返さない。
6才のとき、お母さんの買い物ついでの時、週に1回、道場に。
遺伝より、環境。
嫌いな食べ物を、出来るだけ作らない。
しかし、「カエル」はダメですね。

(谷岡さん)
将棋は、世界に類例がないルール。
引き分けも少なく、費やす時間でもゲームとして多面的にバランスがとれている。

(羽生さん)
将棋は「玉に迫るゲーム」。チェスは「駒取りゲーム」。
ある時、その違いに気がついた。
ネットの時代、世界と将棋。
周りに将棋友達が居らず、人と指したこともない世界大会に出場してきたギリシャの青年。


ーーーー

最後に、小学(低学年)生、3人の質問が良かった。
「羽生先生は、将棋が好きですか?」
「いつ、7冠をとったのですか?」
「羽生先生は、もう一度、7冠をとりますか?」




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