万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2626 古衣2438

2017年10月18日 | 万葉短歌

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万葉短歌2626 古衣2438

古衣 打棄つる人は 秋風の
立ちくる時に 物思ふものぞ   

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ふるころも うつつるひとは あきかぜの
 たちくるときに ものもふものぞ

=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第8首。女。
【訓注】古衣(ふるころも)[「…古女房の譬え」。06-1019(長歌)古衣 又打山従(ふるころも まつちのやまゆ)]。打棄つる(うつつる=打棄)[「ウチウツのウツツの連体形」。05-0897(長歌)佐和久児等遠 宇都弖々波(さわくこどもを うつてては)、11-2661神毛吾者 打棄乞(かみもわれをば うつてこそ)]。