2015-1011-man1897
万葉短歌1897 春されば1731
春されば もずの草ぐき 見えずとも
我れは見やらむ 君があたりをば ○
1731 万葉短歌1897 ShuE324 2015-1011-man1897
□はるされば もずのくさぐき みえずとも
あれはみやらむ きみがあたりをば
○=未詳。
【編者注】題詞は「寄鳥」2首(1897~1898)、その第1首。「春相聞(10-1890~1937、四十七首)」の第8首。女歌。
【訓注】春されば(はるされば=春之在者)。もずの草ぐき(もずのくさぐき=伯労鳥之草具吉)[10-2167百舌鳥。「もず」は2例だけ]。我れは(あれは=吾者)。