2015-1010-man1896
万葉短歌1896 春されば1730
春されば しだり柳の とををにも
妹は心に 乗りにけるかも ○
1730 万葉短歌1896 ShuE321 2015-1010-man1896
□はるされば しだりやなぎの とををにも
いもはこころに のりにけるかも
○=未詳(柿本人麻呂歌集)。
【編者注】「春相聞」冒頭七首(1890~1896、人麻呂歌集歌)の第7首。「春相聞(10-1890~1937、四十七首)」の第7首。脚注に、「右柿本朝臣人麻呂歌集出」。
【訓注】春されば(はるされば=春去)。しだり柳の(しだりやなぎの=為垂柳)。とををにも(十緒)[08-1595枝毛十尾二]。妹は心に乗りにけるかも(いもはこころにのりにけるかも=妹心乗在鴨)[02-0100妹情尓乗尓家留香問]。