2015-1019-man1905
万葉短歌1905 をみなへし1739
をみなへし 佐紀野に生ふる 白つつじ
知らぬこともち 言はれし我が背 ○
1739 万葉短歌1905 ShuE330 2015-1019-man1905
□をみなへし さきのにおふる しらつつじ
しらぬこともち いはれしわがせ
○=未詳。
【編者注】「寄花」9首(1899~1909)の第7首。「春相聞(10-1890~1937、四十七首)」の第16首。
【訓注】をみなへし(姫部思)[下記注]。佐紀野(さきの=咲野)[平城京北辺]。つつじ(管自)。我が背(わがせ=吾背)。
【編者注-をみなへし】原文表記は、04-0675娘子部四、07-1346姫押、08-1530娘部思、-1534娘部志、-1538姫部志、10-1905姫部思、-2107佳人部為、-2115美人部師、-2279娘部四、17-3943乎美奈敝之、-3944乎美奈敝之、-3951乎美奈敝之、20-4297乎美奈弊之、-4316乎美奈弊之。
【編者注-秋の七草】山上憶良詠秋野花歌二首
08-1537 秋野尓 咲有花乎 指折 可伎數者 七種花 其一
あきののにさきたるはなをおよびをり かきかぞふればななくさのはな
08-1538 芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花 其二
はぎのはなをばなくずはななでしこがはなをみなへし またふぢはかまあさがほのはな