ポジャギアートYangja-pang

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

絶滅危惧種

2014-11-02 09:40:00 | 緩和休題(~_~;)
ちょっと前までどの商店街にもあった、いわゆる「糸屋」さんや小間物屋さんは、
いまや絶滅危惧種。
ここ10年ばかりで殆ど姿を消してしまいました。
もちろん、大手の手芸専門店はたくさんありますよ。
でも、そのような店は流行り物の手芸グッズがメインなので、
基本的な針や糸、それに昔ながらの裁縫道具の品揃えが
驚くほどプアだったりするのです。

そのよ~なわけで、残存するわずかな「糸屋」を発見するのが、
私の密かな楽しみでもあるのですが
先日も某所で殆ど倒壊寸前(!)の店舗をみつけ、
商売モノとは思えないほど埃だらけの棚の中から、絹針を発掘してきました。
(入ったからには何か買って出るのがスジですから……
でも、さすがに埃まみれの糸を買う気にはなれませなんだ(^_^;)



もはや現存しているとは思えないメーカーの絹針。
包みには「定價拾圓」の文字をマジックで消した跡があります。
古いからといって値引きしてくれるわけではなく、しっかり400円とられましたが
それより驚いたのが、紙袋に表示されている電話番号のアタマに、
未だに「3」がついていなかったことです。
念のためご説明いたしますと、
東京23区、いわゆる「03地域」の既存電話番号のアタマに
「3」がつけられたのは、ほぼ四半世紀前の話。
新たに発行される番号は「5」で始まる4ケタが基本です。
しかしながらこのお店では、この間ず~っと「昔の番号」で通していたわけですね。
いろんな意味で凄い……(~_~;)

肝心の針がどのよ~な状態にあるか、いささか心配ではありましたが、
長らく外気に触れていなかったせいか錆もなく、問題なく使用できます。
四ノ四がクロバー製よりなぜかキモチ長いのもご愛嬌。
もっとも、このような店に絹針なんか買いに来る〇〇も絶滅危惧種とみえ
店番のお姉さん(←若い人が店番してたのにも驚き!)には
思いっきり胡散臭い目で見られてしまいましたが(~o~)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿