ポジャギアートYangja-pang

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背守り展

2014-08-08 23:41:00 | Arts & Crafts
京橋のLIXILギャラリーで開催されている
「背守り 子どもの魔除け展」に行ってきました。
いわゆる一つ身の子ども用の着物は、背中に縫い目がないので縁起が悪いとされ
そのため、縫い取り、刺繍、アップリケ 押絵などによって
魔除けの「背守り」を施したのだとか。




昔の女学校では、背守りもカリキュラムの一環だったんですねえ。



多くの人から福を授けてもらえるよう、
端切れをもらって作られた「百徳着物」も展示されていました。
こういうの好き?と訊かれれば、正直ビミョ~な感じではありますが
(それで二の足を踏んでいたというのもあるのですが)
子を守ろうとする母の強烈な念はひしひしと伝わってきます。



こうした着物たちの迫力に魅せられた、石内都さんの写真展も併催されていました。



これまた好きか?と訊かれると、いささか「………」ではありますが
写真となると、その「念」の部分が実物より濃厚に伝わってくるのが不思議です。
まるで鬼子母神の世界だなあ。
猛暑でだらけた心身を、ちょっとだけヒヤッとさせてくれる作品展でした。

「背守り 子どもの魔除け展」は、8月23日まで。
詳細はこちら⇒をご覧ください。


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1 コメント

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Unknown (yangja)
2014-08-09 09:37:53
百徳着物は迫力ありますね。
昨年、ナミダをのんで大量処分した祖母の遺品の中にも
母が子供の頃に着ていたものが山のようにありました。
甲斐性のない孫(私のことです)は、申し訳なくて
化けて出ないように念じておりましたが、
やはりバチが当たったのか、片付け中に剥離骨折!
まあ、その程度で済んで良かったと思わないとね。
母の念は怖いです~(*_*)
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