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昔の本

2017-02-17 14:10:00 | 美しい本
明日からまた冬の寒さが戻るようだけれど
今日は本当に暖かい。そして春一番!
美容院で髪をカットしてヘアマニキュアしてもらい、
待ってる間に家庭画報の今月号を見せてもらおうと思ったら
なんと、いつも配達してくれていた書店が閉店してしまい
近くのコンビニで調達できる雑誌で間に合わせているんだとか。
まあねえ…最近では私もほとんどa★sonで買ってしまうのだから仕方ありませんけどね。

本そのものも買う量が最近かなり減りました。
雑誌というものにも殆ど興味がなくなってしまったし
最近の小説はさっぱり面白くないし(すみません(^_^;)
新書もなんだか味の薄いのが多くて……
そのよ~なわけで、昔かった本をとっ繰り返し、ひっくり返し
もはや絶版のものが多いので、なんとか修繕しながら。



中でも常に身近に置いてあるのが、有吉佐和子の『木瓜の花』
昭和30年代の東京・四谷を舞台に、芸者出身の宿屋の女将と
かつての芸者仲間で、あくどい女実業家に転身した友人との間に繰り広げられる
すんたもんだを描いた作品。水商売の苦労あり、介護問題あり、老いらくの恋あり、
実に面白く、読み応えのある小説なんです。こういうの書ける人、もういませんね。
その昔、杉村春子と森光子の配役で舞台も観たことがあります。面白かった!

ネット社会になって密かに期待しているのは
こうした、いつのまにか埋れてしまう名作たちが
データという形で購読できるのではないかということです。
印刷や製本の必要がないCloud図書館なら、
絶版になってしまった書籍の多くが生き返るはず。
そうなってくれると、いいなあ。

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