ポジャギアートYangja-pang

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アートな一日

2015-03-07 12:52:00 | 緩和休題(~_~;)
久々に会う友人に誘われて、これまた久々に駒場の日本民芸館へ。
満開の紅梅白梅(よい枝ぶり!)が迎えてくれました。



現在は「文字の美」展(工芸的な美の世界)を開催中。
書が身近にある生活環境だったし、書展もわりとよく見るほうだけれど、
書作品でもタイポグラフィーでもなく、工芸の眼で文字を見ると
なるほどこういうセレクションになるのだなあ。
いわゆる名跡とは異なる書の魅力を堪能して……

駒場のキャンパス(ずいぶん変わったなあ)を抜けて、
松濤美術館で開催中のロベール・クートラス「夜を包む色彩」展へ。
Eテレの日曜美術館で紹介していたのを見て、一目惚れというか、なんというか。



今年はクートラス没後30年(享年55歳)なのだそうです。
デビュー当時は「現代のユトリロ」と高く評価されましたが
ある時期からパリの画壇や画廊からは一線を画し、
「カルト」と呼ばれるタロットカード大のカード画に没頭するようになりました。
12×6㎝の小さな世界に描きこまれた闇の深さと、
そこから浮かび上がる色彩の眩さ!
凄まじいの一言に尽きる膨大な画業ではありますが
実際には、あまりにも貧しくて画材を買えなかったために
拾ってきたボール紙や靴の箱、ポスターの裏などを使っていたらしい……

『僕の夜』と名付けられたカルト作品集は
とうぶん私の夜の友になりそうです。

とはいえ、画集を眺めてばかりもいられません(^_^;)
私もそろそろ量産体制に入らなければ……



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