ポジャギアートYangja-pang

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黄龍佳緑展

2014-10-11 10:36:00 | Arts & Crafts
すっかりご報告が遅れてしまい、
気がつけば今日が最終日の「黄龍佳緑 福比陶朱展(@韓国文化院)
KBFのパンフにもどど~んと使われていた超ド級の大作「鳳凰婚礼用刺繍宮褓」の作者・李貞淑さんの作品展です。
「菁軒 李貞淑、宮褓と佛の世界」サブタイトルにもあるように
華麗な刺繍がびっしり施された宮褓、宮中衣裳、それに仏画の作品展。
見応えありましたよ~(*^_^*)
ほとんど同時に仁川でも同様の作品展が開催されているようで
いったい、どんだけ作品があるんだぁ~と頭がクラクラしてきます。
もちろん、お弟子さん達も動員されるのでしょうけれど
そりゃあ個人差というものもありますからね。いずれにしても大変(@_@)

最近では、こういった方式が流行っているんでしょうか
ポスターとパンフレットが組み合わされていて……



この裏が(どっちが表なのかな)がパンフ部分。



そして、折り曲げると表紙、という按配です。



そりゃもう、豪華絢爛な作品が目白押しでしたが
個人的に、いま金銀が「来ている」私としては
やはりその方面に目が行きます。これはもうタイミングですから仕方がない(^_^;)



こういったタイプの刺繍は基本的に「胸背(ヒュンベ)」と呼ばれる
高官の衣裳飾りで、鶴の模様は文官、虎の模様は武官。



そして王様は、両肩、胸、背に
五本爪の龍の刺繍をほどこした丸い飾りをつけるのだそうです。
五本の爪をもった龍は中国でも皇帝の象徴なので、
かつて朝鮮半島では遠慮して王様でも四本爪にした…と聞いたことがありますが
今回の説明によると、四本爪は皇太子の象徴とのことでした。

せっかくの機会なので、WSにも参加してウェトレのモッコリ(首飾り)を復習。
基本的な結び方でも、いろんな方法があって面白いんです。ちょっと目からウロコ(~o~)

韓国文化院では、時々「発作的」に(!?)このよ~な素晴らしい作品展を開催しますが
なにぶんにも告知が遅く、ホームページを定期的にチェックしていないと
「知らなかったよ~(泣)」とガッカリすることがしばしばです。
今回はKBFとのかねあいもあり、たまたま知っていたのでラッキーでしたが
HPに掲載されたのは、たしか一週間前でしたからね。
世宗学堂に毎週通っていても、状況は同じです。
マメにチェエクしておかないといけませんね(~o~)