ポジャギアートYangja-pang

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オクサの顛末

2012-10-26 09:12:00 | ポジャギ2012
この夏、ソウルで作品展を開かれたクァク・ヘジンさんの作品集
『クァク・ヘジンのチョガッポ物語』
各方面で話題になっていたので、ぜひ欲しいと思っていたのですが
教保文庫のオンラインが、最近なぜか機能しなくなってしまい……(涙)
しか~し! 念ずれば通ずと言いましょうか。ロダンさんからの情報で
入手することができました。ラッキー!
(早々に売り切れちゃったようです。やっぱり人気だったんですねえ)



私はこの方のことをまったく存じ上げませんが
金賢姫さんのお弟子さんなのかな? 長い時間をかけて
丁寧に、一心に、そして楽しみながら作り続けてこられた様子が
美しい画面から伝わってくる、幸福感いっぱいの本です。
オーソドックスなポジャギの随所にピリッと加えられたスパイスが素敵!

さて、このよ~な本を拝見しているうちに
私メもオーソドックスなポジャギを作りたくなってしまいました。
考えてみれば、モシあるいはオクサの一重仕立てで、
いわゆる「ポジャギ!」な感じのものが手元にないんですよね。
そこで、ハタと思い出したのが、いささかワケありのオクサ2反。



見た目はとてもきれいな生成りのオクサ。
未精練なので堅く張りがあり、個人的にはとても好きな風合いです。
しか~し! 見た目では分からない大問題がひとつ。
この2反に限り、猛烈な臭気を発していたのですよ。
絹は動物性蛋白質でありますから、多かれ少なかれ匂いがありますし
水に浸けたりスチームアイロンかけたりすると匂うオクサは
以前にも経験したことがありますが
コイツらは、そのままでもプンプン匂っておりました。

そこで、厳重に梱包して寝かせること5年(@_@;)
最近ではさすがにその臭気も弱まっていたので
昨日、母が出かけたのを幸い、彼女の部屋いっぱいにコイツらを広げ
閉め切って「伽羅香」をガンガンたいてやりましたところ
まあ、どうにか使用に耐えるようになりました。嬉し~!

使えないと思っていたものが使えるようになったのだから、
この際、贅沢しちゃおうとホクホクしながら、
まずは手始めに、一色だけのポジャギを作ってみようと
ちまちまチョガッポ始めたところです。
配色を考えなくてよいので、進みも速いわ。
でも私のことだから、
そのうちに何か入れたくなっちゃうような気もしますが(~o~)