ポジャギアートYangja-pang

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壽硯山房

2011-06-09 17:01:00 | ポジャギ2011
ソウルに行ってもなお「出不精」な私メは、
予定の用事を済ませてしまうと、あとはぼけ~っと過ごすだけ。
ここ数年、瞬く間にお洒落なカフェの増えたソウルでは
ゆっくりお茶する場所には事欠きません。
しかし、そこはそれ、やはり伝統茶院でまったりしたいなあ……
ということで足を伸ばしたのが、城北洞にある「壽硯山房」です。



最近さまざまなメディアで紹介されているので、ご存じの方も多いと思いますが
ここは李泰俊という近代小説家の旧居で(作家さんも作品も知りません。不勉強!)
なんと築100年の日本式木造建築なのだとか。
そう言われてみると、なんとなく郷愁を誘われるような佇まい(*^_^*)
……と思いきや、観光シーズンを控えてどうやら修復中らしく、
入り口付近にはトラック数台にコンクリ袋やらブロックやらが山積み。
なんとなく興をそがれた気分で中に入ると、
窓際の一番よいお部屋には若いカップルが陣取っており、
しかもその2人がなにやら険悪な雰囲気。
気の強そうな女子が相手をハタと睨みつけて何か言い放つのに
気の弱そうな男子は言い返すことも顔を上げることもできず、
そのうちに、涙をぬぐい始めるではありませんかっ(ー_ー)!!

シリアスなカップルの隣りの席で、ひとり五味子茶を啜るというのも
なかなか一驚、もとい、一興ではありますが
やっぱり長居はできないなあ…と、早々に退散
対応してくださったお店の方も、心なしか申し訳なさそうな表情(^_^;)

そのよ~なわけで、美しいお部屋の写真は撮れませんでしたが
その代りに、韓紙の壁にかかっていたポジャギをひとつ……



もう一つ、裏のトイレに行く途中、
にじり口みたいな狭い出入り口にかかっていたポジャギも。



モシ(サンベかも)のざっくりとしたおおらかな感じがいいですね。
生成りや白ではなく、敢えて派手な配色を使っているのに
しっくりと馴染んでいるところが不思議です。
このほかにも面白そうな調度や飾りモノがいろいろありましたが、
お客さんがいるのにカメラを向けるのも何となく憚られて……
(こういうところ、私メは案外気が弱いのです(^_^;)

もうちょっと空いてる時期に、また来よう!
壽硯山房は、4号線「漢城大入口」から歩いても行けますが、
行きはタクシーを使ったほうがよいと思います。
私メの場合、宿のご主人が親切にメモを書いてくださったので
運転手さんにそれを見せたら、
「あ~ここね、お茶飲むとこだろ。最近人気あるよね」
みたいなコトを言いながら(推測)、あっという間に連れて行ってくれました。

お店はちょっと入ったところにありますが、
大通りに出るとバスが走っていて、4号線「恵化」の駅付近に停まるので
ついでに大学路をぶらぶら歩くのもよいかと思われます(*^_^*)