ポジャギアートYangja-pang

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鳥の刺繍

2005-02-02 19:07:14 | ノンジャンル
東京ドームのキルトフェスティバルに行って来ました。
お世話になっているお店に顔を出して、
ちょっぴりお手伝いをして
そしてやっぱり買ってしまいました。
鳥ちゃんの刺繍パーツ!



刺繍のモチーフについては、徹底的な鳥好きの私。
以前、クロスステッチをやっていたときも、
ほとんど鳥ばかり刺していました。
その、最初で最後とも言えそうな大作がコレ



イギリスのニードルポイント作家、
ベス・ラッセルの図案を参考に、
毛糸ではなく、DMC25番糸で配色しなおし、
1本どりで刺したものです。
地布がほぼ1目1ミリなので、
作品そのものは約32×22cmくらいなのですが、
さすがの私メもこればかりは放置しておけず
大枚はたいてプロに額装してもらいました。
思えばもう8年くらい前の作品です。

実はこの作品にはさらに元ネタがあります。
それは、19世紀イギリスのクラフトデザイナー、
ウィリアム・モリスが制作したタペストリー。
物好きな私はそのオリジナルを見るべく
曖昧な住所だけを頼りにロンドン郊外まで出かけました。
1996年春のことです。
お目当ての「ウッドペッカー」は、
モリスが一時住んだという古い家(現在は博物館)に
ひっそりと飾られていました。
実物は刺繍ではなく「織り」ですし、
天然染色と室内の暗さのせいか
藍と赤だけがやけに目立ちましたが、
部屋の雰囲気にしっくり合っていて
なるほど、これが伝統というものなのだなあと
感心した記憶があります。
また行きたいなあ……