A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

「難しいコース」へチャレンジが続いている

2011-10-03 | GOLF LIFE
ゴルフの楽しさは同じ18ホールでもコースによって難易度が極端に違うこと。
よくコースレートが難易度を測る尺度だが、実際にプレーしてみるとコースレートの差以上に難しいコースのスコアメイクは難しい。世間で難しいといわれるコースの何処が難しいかを身を持って体感するには、一度はチャレンジしてみたいものだ。

まず、最初に挑戦したのは「きみさらずゴルフリンクス」。昔は真里谷CCといっていたが、ここはできた時から難しいことで有名だった。難しい訳で設計はあのピートダイ。確か日本で始めて設計したコースだそうだ。
以前から一度プレーをしてみたかったコースだが、これまでなかなか機会が無かった。先日、やっと昔の会社のゴルフ好きの仲間を口説き落としてのラウンドが実現した。ちょうど会員募集をしているようで、視察プレーの名目で手ごろな値段でプレーできた。
場所は、圏央道の木更津東インターからすぐ。このインターができたおかげで、この奥のゴルフ場が非常に行き易くなった。ところが、宿泊施設を併設しているコースはこのおかげで宿泊してプレーする人が激減し、ホテルを休業する羽目に陥ったところもあるようだ。便利になり過ぎるのが必ずしも経営に良いという訳でもなさそうだが、遠くのゴルフ場はどこも高速道路の延長と料金施策に振り回されている。

プレーをした日は、天気は良かったが強い風に見舞われた。初めてのコース。それもセルフで勝手が分からないところに、風が強いとなるとほとんどお手上げ状態。おまけにコースが難しく、狙い所を定めないと大怪我になってしまうという中でのスタート。
1番は無難にパー。2番のショートも乗らず、寄らずのボギー。そして、3番のロングではチョロのOB。グリーン周りでも右往左往でなんと9。最近、このような気の抜けたミスが多い。その後、ショットは調子が戻ってきたが、どこかでミスをしてパーが取れない.其のうちダボの3連続もあり、スコアの方は50の大台に乗ってしまった。他のメンバーも皆それなりに腕自慢だが、似たり寄ったり。

後半は、何とか挽回せねばと4人とも気合を入れ直してのスタート。広く感じる打ち下ろしのロングからのスタートだが、このホール、距離は短めだが、グリーンに近づくほど難しくなってくる。前にプレーをしたことのある仲間が突然思い出したかのように、「昔はもっと途中にブッシュがあって苦労したホールだった」と。確かにコースの名称はゴルフリンクスになっている。グリーンに向かう途中はそれほど障害はなくなっていたが、小さいグリーンを狙う3打目が難しい。そしてグリーンも難しい。アウトよりインが手強いとは聞いていたが、その後続くホールはますます難しくなる。13番ではグリーン手前のバンカーに入れた後、グリーン周りのブッシュに入れたボールがなかなか出ず。やっと出たと思ったら大オーバーで、何とこのホールはOB・ペナルティー無しで11。名物17番のショートは、右からの強い風に流されて3人が池。最後まで大苦戦だった。スコアはこちらも50台。ハンディ頭の仲間は、昔のラウンドイメージを思い出した成果があったのか、40で上がったのは立派。

このような難しいコースを攻めるにはコースマネジメントが大事だ。グリーンも段が違うとすぐに3パットになってしまう。何回か通ってみると、各ホールの攻め方もイメージが沸いて来るだろう。風の無い日にもう一度チャレンジしてみたい。


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タバキンの素晴らしさは・・・・・ソロでもビッグバンドでも

2011-10-02 | MY FAVORITE ALBUM
Hiroshima Rising From The Abyss / Toshiko Akiyoshi Jazz Orchestra Featuring Lew Tabakin

好きなサックス奏者といえば、コールマンホーキンズ、ズートシムス、スタンゲッツ、ベニーゴルソン、スコットハミルトン・・・と続くが、ジャズのサックス奏者でテナーをもっとも上手く操るプレーヤーは誰かといえば自分はソニーロリンズだと思う。太くたくましいサウンド、次から次へと流れ出すフレーズ、絶妙なリズム感、どれをとってもこれぞテナーの見本というプレーヤーだ。80歳を過ぎてまだ健在、そして現役というのも嬉しい限りだ。ロリンズに次ぐのはというと、自分はルータバキンを推す。TOSHIKOのビッグバンドの重鎮だが、小編成での彼のプレーは、豪快そのもの。よく歌うテーナーで、音の太さもロリンズ張りだ。そのタバキンが来日中だが、トシコのオーケストラの曲をレパートリーの中心にしている、アートオウルジャズオーケストラと共演するというので出かけてみた。場所は神田の東京TUC、良いライブをやる所だ。アートオウルオーケストラも話には聞いていたが、実際の演奏を聴くのは初めてだったのでどちらも楽しみだったが、席は満員、期待通りの演奏だった。



ルータバキンはゲストのソロプレーヤーではなく、サックスセクションの一員としての参加。オリジナルのトシコのオーケストラでの定位置と同じ場所に構える。テーマ曲のロングイエローロードでスタートするが、タバキンとの共演に緊張しているのかオーケストラの鳴り方も少しノリが悪く心配したが、次の曲からはだんだんと調子が上がる。プロのバンドでも最初は少し調子が出ないことがあるがとろあえず一安心。タバキンとのコンビネーションもだんだんこなれてくる。昨年のカールサンダースもそうであったが、誰かリードするプレーヤーが一人入るだけでバンドのサウンドが変わってくるから不思議だ。セッションワークだけでなく、ソロもタバキンの迫力に圧倒されるのではなく、他のメンバーのソロもタバキンに引っ張られて聴き応え十分なプレーを繰り広げてくれた。
なかなか、他のオーケストラではTOSHIKO-TABACKINビッグバンドのレパートリーを聴く機会がないので、このライブ自体に大満足、それにタバキンのプレーも堪能できたのでさらに。アンコールの最後の仕掛けも良く考えられていて、タバキンがソロをとってる間にメンバーが徐々に退場し、最後はソロを延々吹きながらタバキンも退場するという嗜好であったが、これもエンドレスでソロができるタバキンだからこそできた仕掛けだと思う。



というわけで、昨夜の余韻も残っている中で、TOSHIKOのBIGBANDを一枚。秋吉敏子はピアノのプレーだけでなく、作曲、アレンジなんでもこなすオールマイティーな音楽家だ。そして、其の作品には社会的な意味合いを持っているものも多い。単発の曲だけでなく、其のテーマを表現するのにアルバム一枚を使ったり、組曲に仕立て上げた大作も多い。それを演じるのがTOSHIKOのBIGBANDだ。まさに、和製エリントンといっても過言ではないだろう。
このアルバムも、そのような一枚で広島に捧げた曲、”Hiroshima Rising From The Abyss”が中心になる。これ
を地元広島で演奏したライブだ。3楽章からなる43分の大作で原爆の体験から復興までを表現している。このような作品は彼女でなければなかなか書けないし、演奏できないであろう。昨晩のライブでは3章のHopeだけが演じられたが、このような大作をじっくり演奏するコンサートが地元で開かれたのは素晴らしいことだ。さらに其のライブがちゃんと記録として残されているのもまた喜ばしいことだ。

1. Long Yellow Road  Akiyoshi 1:53
2. Hiroshima-Rising from the Abyss: Futility-Tragedy Akiyoshi 12:06
3. Hiroshima-Rising from the Abyss: Futility-Tragedy (Continued) Akiyoshi 3:26
4. Hiroshima-Rising from the Abyss: Survivor Tales Akiyoshi 6:40
5. Hiroshima-Rising from the Abyss: Survivor Tales (Continued) Akiyoshi 1:18
6. Hiroshima-Rising from the Abyss: Survivor Tales (Continued) Akiyoshi 13:14
7. Hiroshima-Rising from the Abyss: Hope Akiyoshi 6:41
8. Wishing Peace  Akiyoshi 7:13


Toshiko AkiyoshiComposer, Liner Notes, Orchestration, Piano, Soloist
Lew Tabackin Soloist, Flute, Sax (Tenor)
Jim O'Connor Soloist, Trumpet
Mike Ponella Soloist, Trumpet
John Eckert Soloist, Trumpet
Jim Rotondi Soloist, Trumpet
Steve Armour Soloist, Trombone, Trombone (Bass)
Pat Hallaran Trombone
Tim Newman Trombone (Bass)
Scott Whitfield Soloist, Trombone, Trombone (Bass)
Tom Christensen Flute, Sax (Tenor), Soloist
Dave Pietro Flute, Sax (Alto), Soloist
Jim Snidero Flute, Sax (Alto)
Scott Robinson Clarinet (Bass), Sax (Baritone), Soloist
Paul Gill Bass
Valtinho Percussion
Andy Watson Drums
Reading Ryoko Shigemori

George Kawaguchi Drums, Guest Appearance, Soloist
Won Jang-Hyun Flute, Guest Appearance
Todd Barkan Executive Producer
Gerald Wiggins Executive Producer
Makoto Kimata Producer
Derek Kwan Assistant Producer
Hitoshi Endo Engineer

Recorded live at Hiroshimakoseinenkinkaikan on 6th August 2001


Hiroshima Rising From the Abyss
Toshiko Akiyoshi
True Life
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こんな感じでDUOをやればノリノリの気分で・・・・悪いわけがない

2011-10-01 | MY FAVORITE ALBUM
On the Road Again / Teresa Brewer & Stephane Grappelli


男にとって女性への憧れは「いい女」と「可愛い女」。人によって好みはあるとは思うが、彼女にするならまずはどちらかがクリアされていればとりあえず合格。
いい女というと、どうしてもお高く留まっていて取っ付き難い。こちらが多少下手に出ると、それに乗じてきつい物言いになることもある。特に、自分の経験では仕事のできる女性は男社会の中で張り合うためにかその傾向が強かった。もっとも最近ではあらゆる職場で女性の進出が当たり前になっているので、また雰囲気も変わっているかもしれないが。
本当は男を立てる凛々しい女性が「いい女」になる条件だと思うが。

反対に可愛い女性というのは、見かけだけでなく、仕草や話い方、性格すべて「可愛さ」を感じることがある。しかし、最近の女性は男っぽい女性が多く、なかなかお目にかかれない。変に男に媚を売ることを可愛いと勘違いしていることもある。
本当は男が可愛がりたくなるのが「可愛い女」だと思うのだが。
それぞれ、なかなか見つからないのに、この2つを兼ね備えた女性というのはめったに見つからない。まあ、「いい女」が可愛さを見せてくれるのは、余程親密にならないと無理な話なので、女性と深く付き合ってみないことには始まらない。中々そのような縁も無いので、しばらくは妄想の世界で「いい女」&「可愛い女」との出会いを楽しむことにしよう。

さて本題に戻って、先日はジョージシアリングとカーメンマクレーのduoを聴いて本物同士のガチンコ勝負を堪能した。男も女もなく2人のコラボレーションは最高だった。それに較べると、このアルバムはジャケットの写真から2人の仄々した感じが伝わってくる。「いい女」が「可愛い仕草」で、こんなキスをしてくれたら、どんな男だってデレデレになってしまう。もちろん、こんな顔になったグラッペリ叔父さんも、彼女の為には大サービス。エレキとアコースティックの2本のギターとベースを従えて、彼女の歌を全面的にサーポート。ドラムもピアノも無い弦のカルテットだが、実にスインギーに、そして軽快にバックを務めている。初顔合わせのレコーディングだったらしいが、2人のコンビネーションはピッタリ。どの曲の2、3回のリハーサルで、後は別録りせずに2人のコンビネーションをそのままに一発録音だったそうだ。もっともレコーディングエンジニアはコンコルドでお馴染みのフィルエドワード。あまり手を加えない自然な録音は大の得意にしているので、この人選も申し分ない。

では、この2人の出会いを企画したのは誰かというとプロデューサーのボブシール。あの有名なImpulse!レーベルのプロデューサーとして、コルトレーンからコールマンホーキンスまで幅広く手掛けたが、どのアルバムもじっくり練られたいい作品になっていた。インパルスを辞めた後は自分のレーベルを作って、引き続き自分の拘りでアルバム作りを続けていた。このアルバムも自分の所有するレーベルDoctor Jazzレーベルでの企画。
実は、このアルバムの片方の主役テレサ・ブリューアーは、当時ボブシールと結婚していた。という訳で、夫婦としてテレサのすべてを知っているボブシールが、自分の女房の良いところを引き出すため、白羽の矢が立って彼女に付き合わされたのがグラッペリだった。
「いい女」&「可愛い女」の代表格のようなテレサを自由に操れるボブシールは男冥利に尽きたであろう。

テレサブリューワーのヒット曲。


これと比較すると、このアルバムでは遥かに「いい女」の歌いっぷりになっている

1. On the Road Again
2. It Had to Be You
3. Come on and Drive Me Crazy
4. Smile
5. After You’ve Gone
6. I Love a Violin
7. Don’t Take Your Love From Me
8. Them There Eyes
9. As Time Goes By

Teresa Brewer (vocal)
Stephane Grappelli (Violin, Piano on smile)
Diz Disley (Acoustic Guitar)
Martin Taylor (Electric Guitar)
Jack Sewing (bass)

Produced by Bob Thiele
Engineer: Phil Edward
Recorded October 20&21, 1981, San Francisco, California
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