A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

コースの良し悪しはやはりグリーンのメンテナンスが命

2011-10-12 | GOLF LIFE
山岳コースというのは基本的に難しい。大体の場合は、ホールの幅が狭くOBラインが気になる。さらにアップダウンは距離感を狂わす。増してドッグレッグホールなどは、初めて行った時は何処を狙っていってよいか分からない。強いて言えば、距離が短いホールが多いのがせめてもの救いか。最近のコースであれば、それでも大掛かりな土木工事でホールは何とかアップダウンを少なくしてはいるが、古いコースだとこんなところによくコースを作ったというホールが続くものだ。という理由で、山岳コースというと大体は人気が無い。自分もゴルフを始めた頃は、秩父方面の山岳コースに良く連れて行かれたが、最近ではあまり行く機会が少なくなっていた。ホームコースにもひとつ山岳コースがあるが、ここは一年に一度行けばといった感じだ。でも、ゴルフの原点は自然との闘いとあるがままのプレー。難しいコース周りをやっていると、山岳コースもそういうコースだと割り切ればある種の楽しみにもなってくる。

この連休に合宿ラウンドをしてきたのがまさに山岳コースの代表格のひとつとも言える下田カントリークラブ。下田というと海岸沿いのリゾートコースをイメージするが、このコースは天城峠を越えて下田に下る途中を右に曲がって再び山に入る所にあるロケーション。典型的な山岳コースだ。昨年初めて行って今回は2回目。昨年始めて廻った時はあまりのアップダウンに距離感が全く掴めなかったが、1年振りとはいえ、2回目だと大体のホールの感覚はすぐに思い出せた。距離が無いのも分かっていたので、今回はとにかくティーショットの狙い所に拘った。そのせいでも無いとは思うが、最近不調で迷いのあったドライバーが実に正確に打てるから不思議だ。アイアンは相変わらず距離感が合わなかったが、50ヤード前後のアプローチは実に小気味良く決まった。しかし、問題はパットが・・・。

このようなレイアウトも古いコースだが、できる範囲での改良は加えていてグリーンはワングリーンにして手入れが良く結構難しいイメージがあった。ところが今回は様相が激変していた。剥げたグリーンに雑草が目立つ。無理やり抜いた雑草の後はパッチワークのように砂が目立つ。滑らかな転がりが期待できるのはグリーンの半分以下。パッティングというのは唯でさえ気にすると思い通り打てないもの。このコンディションの悪さを気にし過ぎると、皆カップをかすめてしまった。コースと同じ様に割り切って打てばよかったのかもしれないが・・・。べスグロの1位2位は女性だった。女性の思い切りの良さは、グリーンのコンディションなど関係ないのかもしれない。学ばなくては。

ラウンドを終わった後、オーナーがパーティー会場に現れ、事の顛末の説明をしていた。夏の暑さにやられたと思ったが、実はグリーンキーパーが変わって肥料と除草剤の調合かタイミングを間違えてこのような事態になったとの事。ホームコースでもグリーンキーパーが替わった時に、グリーンを駄目にしたことは何度かあったが、短期間で元に戻すのは至難の業。最近の夏の暑さでも、散水のタイミングや扇風機を使った気温管理などに気を使っているコースはどこも素晴らしいコンディションを維持していた。グリーンのメンテナンスの難しさを改めて思い知らされた。プレーする立場からすると、植木の剪定が不十分でもプレーに問題は無い。フェアウェイやラフの雑草があっても、グリーンだけはいつもベストコンディションにしてもらいたいものだ。プレーを楽しむには、コースがフラットか山岳かよりもグリーンの良し悪しが一番だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする