A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ウェストコーストの香りがプンプン・・・・

2011-10-27 | MY FAVORITE ALBUM
Duke Ellington Big Band Sounds Played by Dave Pell’s Big Band

最近仕事で目黒に行くことが多い。目黒のライブハウスは有名なところではブルースアレイジャパンがあるが、最近東京倶楽部の目黒店がオープンしていた。駅からすぐ近くの表通りに面しているものの、周りは静かな佇まいの目立たないところなのでまだあまり知られていないと思う。

先週の日曜日の夜に辰己哲也オクテットが出演したので出かけてみた。4管にギターを加えたカルテットの8人編成だが、いわゆるジャムセッションではなく、アンサンブルワークを基本にした軽いノリのバンドだ。以前はホテルにレギュラー出演していたそうだが、そんな場で聴くのにピッタリだ。同じような編成に前田憲男&猪俣猛のウィンドブレーカーズがあるが、このバンドの特徴は辰己哲也の拘っている「レパートリーバンド」。スコアの多くはデイブペルのバンドのものだそうだ。日本人好みのコアなジャズというよりは、ダンスミュージックに近い演奏なのでアルバムは古くから沢山出ているようだがあまり知られていない(自分だけかも?)。自分が持っているアルバムも数枚だけだ。メンバーは各時代とも層々たるメンバーが加わっているし、アレンジは有名アレンジャーがスコアを提供しているので、良く聴くと聴き応えはある。今度じっくり聴いてみよう。




オリジナルはこちら。




この日はマティーペイチのアレンジが多かったが、珍しく辰己自身のアレンジも披露していた。なかなかこのようなサウンドを普段聴けないだけでなく、同じ曲を違うアレンジで聴かせるとか、プログラムにも嗜好が凝らされていて十分に楽しませてもらった。普段「ラウド」なジャズが多い中で、このようなPAのいらないアンサンブルは心地よいものだ。
来月はビッグバンドで、前回のボブブルックマイヤーから今回はマリアシュナイダーとのこと。これも普段聴けないサウンドなので楽しみだ。

という訳で、デイブペルのビッグバンド物を一枚。これはオクテットではなく、通常のビッグバンド編成。有名バンドのレパートリーにチャレンジしたシリーズで、これはエリントンナンバーの特集、灰汁の抜けたエリントンといった感じで、オクテットにも通じる気軽に聴けるビッグバンドサウンドだ。アレンジとピアノはボブフローレンス。ドラムにフランキーキャップの名前も見受けられる軽快な演奏だ。

1. I let a song go out of my heart
2. Sophisticated Lady
3. Creole love call
4. Gal from Joe’s
5. Azure
6. Tulip or turnip
7. In a sentimental mood
8. Like the Duke
9. Mood Indigo
10. Caravan

Dave Pell Leader
Arranged By Bob Florence

Cappy Lewis (tp)
Tom Scott (tp)
Ray Linn (tp)
John Audino (tp)
Geoge Roberts (tb)
Jimmy Priddy (tb)
Bob Pring (tb)
Harry Betts (tb)
Bob Drasnin (sax)
Bill Hood (bs)
Ronny Lang (as)
Dave Madden (ts)
Bob Florence (p)
Lyle Ritz (b)
Frankie Capp (ds)








Dave Pell Plays Duke Ellington
Dave Pell
Dave Pell Productions
コメント
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