A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

QUINCYとGILLESPIEの最後の共演、それにマイルスも一緒に。

2007-04-01 | MY FAVORITE ALBUM
BACK ON THE BLACK / QUINCY JONES

QUINCYは、56年のGILLESPIEのオーケストラの編成に大活躍したが、彼らの最後の出会いはQUINYのグラミー賞をとったアルバム。
“BACK ON THE BLACK”でだ。

QUINCYは、ある時からJAZZとかSOULとかROCKとかいったジャンルを超越していた。いわゆるBLACK COMTENPORARY MUSICの世界の、主導者となっている。
1989年しばらくの沈黙を破って、自己のレーベルからそのすべてを世に問うたのがこの一枚。まさに、「私の考える“JAZZ”ならぬ、私の考える“BLACK MUSIC”」だ。

この中の一曲“BIRDLAND“に、ガレスピーが登場する。そしてマイルス、エラ、サラヴォーンも。モダンジャズ創世記にひとつの時代を作った巨人達が一同に集った。
彼らにとっても最後の共演となった。夢の共演だ。
マイルスもガレスピーも数年後には亡くなっている。エラやサラはこれが、最後の録音と言われている。

曲は、MODERN JAZZを生んだマンハッタンの52丁目のJAZZ CLUB ”BIRDLAND”に捧げたもの。曲の選択も的を得ている。
何かこのアルバムのこの一曲でひとつの時代の区切りという感じがしないでもない。
次の世代に向けて、JAZZの素晴らしさを残してくれた一曲だ。

このアルバムは、色々な曲、ミュージシャンが集まってすべてを紹介しきれないが、ガレスピーが聴けるのは、この2曲。

1. Birdland
2. Jazz Corner Of The World

Miles Davis, Dizzy Gillespie (tp)
Gary Grant, Jerry Hey (tp -1)
Bill Reichenbach (tb -1)
James Moody (sax -1, ts -2) Larry Williams (sax -1, key -1)
Ian Prince (key -1) Joe Zawinul (syn -2) Michael Boddicker, Michael Casey Young (syn prog -1)
George Benson (el-g)
Nathan East (el-b -1)
Quincy Jones, Rod Temperton, Ian Underwood (handclapper -1)
Bill Summers (per -2) Ella Fitzgerald, Sarah Vaughan (vo) Kool Moe Dee, Big Daddy Kane (vo -2)
Pee Wee Marquette (ann -2)

Recorded in Los Angeles, CA, early 1989

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする