A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

A SWINGING INTRODUCTION TO JIMMY KNEPPER

2006-10-26 | MY FAVORITE ALBUM
1958年前後の録音のアルバムを探していたらまだまだあった。この時期は後に名盤となっているアルバムも確かに多い。
そんな中に、持っているのも忘れていたアルバムがあった。

これを買うきっかけになったのは、サド&メルのオーケストラ。
初来日の時のピットインでのライブを聞いた興奮を今でも思い出す。
目の前に並ぶフルバンド編成のトロンボーンセクション。
主役はやはりボブブルックマイヤーだった。その横に座る、あまり風采の上がらない白人のプレーヤー。それがジミーネッパーだった。
もちろん初めて聞く名前だったし、プレーを聞いたのも初めて。

サド&メルのバンドはアンサンブルも素晴らしいが、ソロプレーヤーの集まりだけあって、各人のソロプレーも見ものであった。
特にピットインでのライブは、コンサートホールと違い一段とリラックスした演奏で、気分が乗ると延々ソロが続くこともあった。
もちろん、ネッパーのソロもあったが、風貌からはイメージできない素晴らしい演奏だったことを思い出す。

その後、彼のレコードを探したがリーダーアルバムは見つからなかった。ミンガスのアルバムに入っているのを何枚かは見つけたが。
数年して、ベツレヘムのJAZZシリーズが再発された時、その中にネッパーの名前があり、思わずこのアルバムを買ったのを思い出した。

1957年の録音、丁度ミンガスのグループで活動していた時期のリーダーアルバムだ。
この年のダウンビートの人気投票では40位にも入っていなかったのが、翌58年には新人賞をとったらしい。躍進した年の録音だ。

相棒が、アルトのジーンクイル、ピアノが、ここにもビルエバンスが登場。
彼も、リバーサイドへの初めてのトリオの録音をした後、マイルスのグループを経て、本格的なトリオの活動を始める間の演奏だ。

曲はスタンダード曲を、古めの雰囲気をだしているものから、ミンガスの影響を感じるネッパーのオリジナルまで色々。
ストレートな演奏のHOW HIGH THE MOONがお気に入り。

1957年9月、日本のヒット曲は、「喜びも悲しみも幾年月」が発売された。
♪ おいら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖行く船の 無事を祈って ・・・・・

LOVE LETTERS
OGLIMG OGRE
YOU’ STEPPED OUT OF A DREAM
HOW HIGH THE MOON
GEE BABY AIN’T I GOOD TO YOU
IDOL OF THE FILES
CLOSE AS PAGES IN BOOKS
AVID ADMIRER
IRRESISTABLE YOU

JIMMY KNEPPER (tb)
GENE QUILL (as)
BILL EVANS (p)
TEDDY KOTICK (b)
DANNY RICHMOND (ds)

JIMMY ROLAND(tp&vo)
BOB HAMMER (p)

Recorded in September,1957
コメント (2)
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