A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

OSCAR PETERSON TRIO + ONE

2006-07-16 | MY FAVORITE ALBUM
「マックザナイフ」といえば、エラのイン・ベルリンが有名だ。JAZZのスタンダードには珍しくラブソングではない。三文オペラの挿入歌らしいが詳細は不勉強で?このエラの一枚もお気に入りだが、演奏ではこのアルバムも大のお気に入り。

オスカーピーターソンのトリオにクラークテリーがゲストで参加した形だが、やはりこのアルバムの主役はクラークテリー。トランペットとフリューゲルホーンを使い分け、色々なミュートプレーを駆使し、おまけにスキャットまで披露して、テリーの独壇場だ。元々メロディーラインを大事にし、テンポやリズムも歯切れが良くよく「うたう」トランペットであるが、絶頂期のピーターソントリオのバックで、より輝いて聞こえる。JATPのジャムセッションなどでの共演とは違って、曲ごとにプレーの仕方なども変えていて、アルバム全体で変化が楽しめる。

ピーターソンは、あまり出しゃばることもなく、相棒のレイブラウンはもちろんのこと、ドラムのエドシグペンとのコンビネーションも完璧で、最高のバックを努めている。

1964年の録音だが、ピーターソンは、VERVEレーベルで多くの作品を残したのがちょうど脂の乗り切った30代の後半、このアルバムを境にLimelightレーベルへ移籍して40代はまた新たな境地に入っていった。

Brotherhood of Man
Jim
Blues for Smedley
Roundalay
Mumbles
Mack the Knife
They Didn't Believe Me
Squeaky's Blues
I Want a Little Girl
Incoherent Blues

flh, tp,vo) Clark Terry
p) Oscar Peterson
b) Ray Brown
ds) Ed Thigpen

Recorded in NYC, August 17, 1964

コメント
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