山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『朝顔の姫』居眠り同心影御用2=早見俊著

2014-01-08 15:51:43 | 読書

「女だてらに麻布わけあり酒場」シリーズの手持ちは読んでしまったので、次は「居眠り同心影御用」シリーズに取りかかった。ある程度知られた時代小説作家はかなり読んでしまって、新しい作家の作品を探していて、先日古本屋で「居眠り同心影御用」の1作目を読んで、これは面白いと思って2作目以降も買ってきた。もちろん古本である。

『朝顔の姫』は、居眠り番とよばれる閑職に左遷された蔵馬源之助が浅草の朝顔市にやってきたことから事件とかかわる、大杉家の姫君を探してくれるよう依頼されたが、それが北町の若手同心の不信な死とつながり、以外にも朝顔市に店を出していた植木屋の女房が、「姫」であることなどが解明される。影御用をする源之助の推理が面白く、つい読まされてしまう作品だ。


映画「永遠の〇」を鑑賞

2014-01-08 15:32:42 | レビュー/感想

今日はこの正月2回目の休日になった。青森県おいらせ町まで行って、トウホウシネマズ下田で「永遠の〇」を鑑賞した。原作はすでに読んでいるのだが、年末から多忙のためようやく妻とともに時間をとって出かけることができた。ラジオなどでこの映画について「涙なしには見られなかった」などという声も聞いていたし、原作の著者が7回も試写会を観て、「素晴らしい出来」と語っていたので、「さぞかし」と思ったのだが、私自身の感想でそれほどでもなかった。CGを駆使した戦闘場面などは、かつて模型でつくらてた映画などとはことなり、まさに大迫力なのだが、今一つ現実味を感じないのである。最後まで鑑賞して、俳優などの名前が流れたあとに、何らかの形で防衛省が参加していることが書いてあった。インターネットで検索すると安部首相が手放しでほめているようだが、このあたりが私が何となくしっくりこなかったゆえんであろうか。主人公の宮部久蔵の家族への愛はそれはそれで美しいものなのだろうが、あの戦争を引き起こした者たちへの告発が残念ながら描かれていない。よく考えると原作にもその傾向があるような気がしてならない。戦争で自らを犠牲にたたかった人たちを悪く言うつもりは毛頭ないが、自らは戦場にも出ず、兵士たちを消耗品のようにあつかった、時の天皇制政府と軍部の罪を消し去ることはできないと私は思う。


ゼンマイのクルミ和え

2014-01-08 07:10:59 | グルメ

おはようがんす。今朝の洋野町大野は幾分気温が高く、配達で4時過ぎに外に出た時も、突き刺さるような寒さは感じられなかった。出発前に火を入れていた薪ストーブがガンガン燃えると室内は暑い位だった。

今朝のメニューはあまりたいしたことがなかったので、一品だけ紹介しよう。「ゼンマイのクルミ和え」である。夏に採集したゼンマイは、良くもんで乾燥しておく。これをぬるま湯にいれて戻して、水に出汁しょうゆを入れたもので下味をつける。クルミ(この辺りでは沢グルミという。山グルミというところもある。ようするに野生の固い殻のクルミだ)をすり鉢ですり、これにした味をつけたゼンマイを入れて和えるだけ。ゼンマイ自体に味はないが、「クルミ味」のものは美味しいし、滋養がある。岩手の田舎では欠かせないごちそうなのである。食後に、「ゼンマイでなくつきコンニャクでやってみても面白いかも」という話になった。後日、試作の上でご紹介するとしよう。

2日から昨日まで、あいさつ回りと後援会ニュース届けを取り組んだので、お正月の休みは元旦しかなかった。一区切りがついたので、今日は青森県のおいらせ町のイオンの敷地にある「東宝シネマズ」の映画館に行って、「永遠の〇」を鑑賞しようと思っている。