DVDでNHKの金曜時代劇で放映された「蝉しぐれ」を鑑賞した。映画版はこれまでに視聴したことがあったが、放映された当時はなかなか視聴する機会がなかったのである。原作が藤沢周平のいわば代表作で間違いなく面白いのだから、出来上がった映像も必ず面白いとは思うのだが、これは予想以上だった。下級武士の悲しさ、そしてその境遇に負けず「義を貫く」生き方に共感をおぼえると同時に、おさなじみの側室になった「お福」と文四郎との純愛など7回分を一気に視聴して、久しぶりに満腹感を味わった。
早見俊の『目安番こって牛征史郎』シリーズを読み始めた。そもそも「目安番」だが、9代将軍徳川家重は言葉が不自由だったため、田安宗武を担ぐ一派が、吉宗が始めた目安箱を利用して家重の失政を暴き、将軍を交代させようとたくらんでいることをつかんだ大岡忠光が、直参旗本の部屋住みで剣の腕が立ち、なおかつ出世欲のない者を「目安番」として活動させようとしたという設定。それが直参旗本・花輪家の次男坊・征史郎である。この征史郎は図体がでかく、大食いではあるが剣は無外流の免許皆伝という腕前。最初の事件は、試し切りで辻斬りを働いた直参旗本をとがめた浪人を逆に討ち果たしたはてに、辻斬りの罪をこの浪人に押しかぶせようとした事件を、浪人の娘が目安箱に投ずる。その解決のために、こって牛征史郎と相棒の岩蔵が大活躍する。しかし、「居眠り同心」ほどは面白くはなかった。数冊は買ってあるので読んでしまおうとは思う。
おはようがんす。北海道の北の方を通った低気圧の影響で昨日も昼間は気温が上がり、雪解けがかなりすすんだ。地肌が見えるところもある位である。ここまで雪の少ない1月は最近なかったような気がする。私たちの地域は、2月~3月にかけて、「南岸低気圧」によってドカ雪が降るので、このままということはないと思うのだが、やはり積雪が少ないと水不足が懸念される。とくに、久慈平岳の湧水に水源をとっている大野地区の水道が心配である。
今朝のメニューのメインは先日の「バンバンジイ」のときに残ったササミをうまく使った炒め物である。ササミを一口大に切り、少しカレー味をつけて薄く衣をして揚げ、これを野菜と炒めてある。カロリーも控えめで結構結構。あとは、昨夜の残りのオデン。オデンは翌日になると味がしみて美味しい。ホウレンソウのゴマ和えにサラダ。珍しく魚が出なかった。
今日は朝の内に軽トラのオイル交換。風もおさまったようなので、「畑」の木の始末。午後は志位委員長の代表質問をテレビで観ようと思う。「自共対決」をどのように演ずるか。注目!注目!