山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『木槿の賦』居眠り磐根江戸双紙42=佐伯泰英著

2013-01-31 07:22:13 | 読書

 先日、雫石からの戻りに盛岡駅の本屋に、佐伯泰英の居眠り磐根江戸双紙シリーズ第42作『木槿の賦』が新発売で並べられていたので、購入しIGR(盛岡~一戸)に乗っている間とその夜、翌日の昼までに読んでしまった。

 42巻では、関前藩江戸屋敷の騒動をおさめ、小梅村で父母を交え賑やかな日々を過ごす磐根の一家だったが、藩主一行が参勤で上府するもとで、父母は関前に帰る日を迎える。参勤にともなって江戸入りしたのは、関前藩の跡継ぎになる若者である。磐根は、この若者に入門を許し「王者の剣」とは何かを指導することになる。今回登場した藩主の跡継ぎをめぐる問題が、今後のストーリー展開に大きな影響をもってくるのではないかという気がするのだが。

 いずれにしろ、作者は12月に続いての発刊である。このあと2月には「酔いどれ小藤次」、3月には…と連続するらしい。私としてはせめて、「酔いどれ」「吉原裏同心」位は続けて読みたいと思う=予算の関係で~。


『雲仙・島原湯煙地獄』=梓林太郎著

2013-01-30 07:39:33 | 読書

 梓林太郎の『雲仙・島原湯煙地獄』を読んだ。長野県の燕岳で登山中の夫婦が暴漢に襲われ、夫が殺される。同じころ、長崎県雲仙市の温泉街でも出版社の編集者が殺される。遠く離れた二つの事件の謎を解くため、われらが道原伝吉刑事(現在は安曇野署)は長崎へ向かう。燕岳で殺された男性が元高校教員で、在職中の最後の卒業生の一人を授業料滞納を理由に卒業式に出席させなかったことが、遠い原因となった起こった殺人事件であることを道原たちが解明する。

 ここのところ、梓作品を連続して読んでしまった。盛岡や八戸に行く機会があると古書店によってみると、どうしても時代小説、そしてミステリーは梓林太郎とか内田康夫とかに手が伸びるのである。それでも、年金生活の私にはなかなか新刊には手が出ない今日この頃である。


映画「東京家族」を鑑賞

2013-01-29 07:30:56 | レビュー/感想

 28日、前日雫石の「つどい」に参加した都合で、盛岡市内の安いホテルに泊まったついでに、山田洋次監督の映画「東京家族」をフォーラム盛岡で鑑賞した。シニア料金で1,000円だった。

 「東京家族」は、瀬戸内海の離島に住む元教員夫妻が東京の子どもたちのところをまわる。東京にはそれぞれの生活がありなじめないでいるが、最後に夫の方は昔の親友のところに行き、妻の方は出来が悪い末っ子のアパートに行く。末っ子はフリーターみたいな仕事(舞台美術)をしているのだが、結婚を約束した女性を紹介される。妻はその女性と意気投合して、「息子は大丈夫」と元気に長男の家に帰ってきたが、そこで倒れ亡くなってしまう。あわただしく火葬され、島に帰って葬儀が行われる。長男夫妻や長女たちが帰った後、何日か末っ子とその彼女が島に残って元教員の世話をし、いよいよ帰るという日、末っ子の彼女に「あなたなら大丈夫、息子を頼む」と言って妻の腕時計を形見に手渡すのだ。何かドキドキするような展開があるでもなし、一体どうなるのかと思っていたが、控えめのトーンながらなかなか泣かせる映画だった。ラストで「この作品を小津安二郎監督にささげる」と出てきたが、多分に小津作品の流れを受け継いだものではなかろうかと思う。私は、小津作品を実は鑑賞したことがないのでDVDを借りて鑑賞してみなくてはと思った。


『天橋立殺人旅情』=梓林太郎著

2013-01-28 19:03:57 | 読書

 27日は、午前中参議院選挙区候補の菊池ゆきお氏をともなって町内で紹介を兼ね訪問活動を行い、日曜版読者2人を増やした。11時で私は別行動になって、九戸道の駅で食事をしてから小倉峠越えで一戸に出てIGRを使って盛岡に行き、まずリフホテルという安いが汚いホテルにチェックインし、午後5時台の田沢湖線で雫石に行き、雫石の「新春のつどい」で前2区候補としてあいさつをした。雫石では、11・11後援会決起集会以来懇意にしている元長崎大学教授のAさんと再会、意気投合した。機会があったら、洋野町で反原発の立場で講演をお願いしようと思っている。

 行きかえりも含め読書が進み、まず梓林太郎の『天橋立殺人旅情』について読後感想を書きたい。北アルプの一角、八方尾根で山岳写真家が行方不明となる。この写真家をめぐって、ある有名女優などの様々なかかわりを道原伝吉刑事が追う。そして、その写真家の出身地、天橋立をめぐって事件の謎が解き明かされる。

 この話でも、人情刑事・道原伝吉の活躍がうれしい。


久慈の共産党「新春のつどい」

2013-01-27 07:48:18 | 政治

 昨日、午後3時から久慈市内の久慈グランドホテルで、久慈の共産党の「新春のつどい」が開かれ、55人の参加で盛り上がった。昨年末の総選挙で2区候補となった山クジラも主催者あいさつに続いて舞台に立ち、手短にあいさつをのべた。

あいさつする菊池ゆきお選挙区候補          同じく大門みきし参議院議員

 つづいて、今年夏の参議院選挙に岩手選挙区から立候補することが決まっている菊池ゆきお党県国会議員団事務所長、大門みきし参議院議員があいさつをのべた。

第2部では、日本舞踊と大黒舞が披露され、大門議員はそれぞれと記念写真におさまるサービスぶりを発揮。

 

 ついでに、私の連れ合いである久慈裕子とも2ショットにおさまる。

 元気の出る楽しい集まりだった。今日は、午後からIGRを利用して盛岡に出、ホテルにチェックインあいたあと田沢湖線で雫石まで行き、雫石のつどいに出席してあいさつを述べる予定だ。