新年を迎えて３日目、ごちそうにも飽きてきたが、かといってまったく通常というのも癪に障る。夜は私の当番なので、頂きもののカレイを煮魚にし、けんちん汁をつくった。けんちん汁は、ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類を細かく切り、豆腐、コンニャクなどとごま油で炒め、水を加えて煮て、味噌、醤油、料理酒、みりんなどで味をつけて食す料理である。私は、結構得意にしていてしばしばわが家の食卓に登場する。
風野真知雄の「女だてら麻布わけあり酒場」シリーズを読み続けている。第６巻『逃がしや小鈴』を読んだ。居酒屋（小鈴）は今夜も常連客で盛り上がっている。そこに生真面目そうな侍が飛び込んできて「助けてもらえぬか？」と頼む。この侍は蘭学者で高野長英に師事し開明的な動きをしたため、幕府に追われていた。小鈴は亡き母の志を受け継いで、助けると決め店を開いた３人とともに、助けるための手立てをとる。追っ手ばかりか仲間をも欺いて、この侍がおぼれ死んだと見せかけ、遠方に旅立たせる。「わけあり酒場」の意味がくっきりとしてきた。
おはようがんす。２日は恒例の箱根駅伝があり、東洋大が往路優勝を飾った。ただ２位の駒沢大が１分弱の差なので、今年の復路は予断を許さない、目が離せないたたかいになりそうだ。新年２日目の昨日、町議の妻と私は町内のあいさつ回りから始めた。30数戸を回って新年のあいさつをし、後援会ニュースをお届けした。いつもは「民報ひろの」1月号外も持って回るのだが、今年は民報の方は地元紙に折り込みを依頼した。今朝の新聞に折り込まれているはずである。妻の方は午前中、「下」とよばれる地域を続けて回った。私は明戸地区を回ろうとしたが、軽トラのガソリンの残量が少なく断念し箱根マラソンを応援した。
今日の朝食は、ほぼ普通食になった。シマホッケの焼き魚、ハムのソテー、ホウレンソウのクルミダレかけ（このクルミダレはクルミ雑煮用につくったもの）、開きナメコのオロシ和え、サラダがメニュー。味噌汁はアサリ。昨晩の残りのキンピラや、正月料理の残り物であるナマス、スキコンブの煮物なども出されたが、年越し、正月の料理の残りもわずかになった。さて、今晩は私が当番だが、何を作ったら良いか、考えてしまう。