今晩は義妹の料理当番なのだが、レパートリーに難があるので朝から「カスベ」を煮物にしておいた。「カスベ」とエイのヒレの部分で、山形や北海道では「カスベ」と呼ぶといわれている。私たちの地域でもスーパーに「カスベ」で売っている。川島英吾が歌った歌の中に「つまみはスルメかエイノヒレ」とあったが、このヒレを乾燥させたものが「エイノヒレ」なのだと思う。
さて、「カスベの煮物」だが、コブで出汁を取り、生姜を2切れ位入れて出汁しょうゆ、みりん、料理酒で味を整える。一回煮立ててからさっと熱湯をくぐらせた「カスベ」を入れ、煮立てる。わが家ではいつものように、「オキリ」でことこと煮る。軟骨も柔らかくなっているので食べようと思えば食べられる。「カスベ」は値段も安く、それなりに美味しいので重宝する食材である。