山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『真田太平記』12=『紀州九度山』

2014-08-31 12:24:43 | 読書

『真田太平記』12巻『紀州九度山』まで読んでしまった。12巻では、関ヶ原以後、紀州の九度山に閉じ込められた昌幸、幸村親子と、その間の徳川、豊臣のやり取り替えががれていく。加藤清正は熊本に城を築く。幸村は草の物に命じ、熊本城がどのような意図でつくられたか探る。そこにはいざとなったら関東と一戦を交えてもという構えがあると知り、昌幸らは戦いが再び起こることに期待するが、清正らの考えは豊臣が徳川と羽を結んで存続できるようにすることであることを知り落胆する。信幸改め信之は父と弟を赦免してもらうべく努力をするが、秀忠の上田城での怒りがそれを妨げる。そして、ついに昌幸は病を得て配所で没してしまう。九度山の配所にいる幸村はこの後どう動くのか?もちろん、有名な話なのでおよそはわかっているのだが、やはり池波の筆でどう書かれていたのか、残りの7巻の展開が楽しみだ。


『真田太平記』11『関ヶ原』=池波正太郎著

2014-08-31 08:10:39 | 読書

『真田太平記』が面白いので読み進んでいる。11巻も読み終えた。11巻の中心は関ヶ原の合戦だる。真田昌幸、幸村親子は上田城で秀忠率いる徳川の第2軍をひきつけ、ついに関ヶ原の合戦に間に合わない事態を作り出した。その結果、西軍が勝利するだろうというのが真田親子の観測だったが、西軍は石田三成の指揮のまずさと、小早川秀秋勢などの裏切りによって、東軍が勝利する結果に終わる。『真田太平記』では、そのたたかいのさ中に、真田の草の物が徳川家康の首を狙って三度にわたって襲撃を企てる場面を描く。事実はどうだったのかは知らないが、小説としてはまことに面白いと言わなければならない。


今日の朝食(8月31日)サンマの開きで

2014-08-30 16:45:02 | グルメ

8月31日。おはようがんす。予定では今日は天候が良くなるかと思ったが、明け方に雨が降った。お盆あたりから曇りや雨の天候が続いた影響で、水田ではイモチが発生しているという。わが家の田んぼでも被害というほどではないが数本、明らかにイモチにかかっている稲があった。明日あたりからは良い天気になるようなので、稲の登熟が順調に進むよう期待している。8月の最終日なので、「しんぶん赤旗」の購読訴えにも歩かないとならない。

今朝は、サンマの開きをメインに、妻が訪問先からいただいてきたカボチャの煮つけ、キュウリの酢の物、焼きナス、ホウレンソウの焼き油揚げのせなどで朝食。食後の果物はナシの幸水。少しずつ秋の食材に入れかわりはじめた。外はコオロギなどの鳴く声がしきりになった。


映画『GOOZILLA』鑑賞

2014-08-30 16:45:02 | レビュー/感想

映画『GOOZILLA』を鑑賞した。かなり前からかかっていて観ようかなとは思っていたが、なかなか時間が取れなかった。今日はイオン下田まで買い物に出かける都合があったので、ついでにトウホウシネマズ下田で鑑賞した。今日干渉したのは3D映像で、日本語吹き替え版であった。3D版であるためシニアでも1,400円と高かった。私も子どもの頃に第1作のゴジラを見た口である。このゴジラをハリウッドが再リメイクしたのが今回の作品である。私が子どもの時に観たゴジラは中に人が入ってゴジラを演ずるもので、特設もちゃちなものだったが、現代はコンピューターを駆使しよりリアルな映像になっていたと思う。敵の怪獣ムトーが登場し、ゴジラがこれを打ち破って人間を救うというのが大きなストーリーでいわゆる怪獣映画そのものではあるのだが、やはりその格闘場面が何とも言えない。そして去っていくゴジラの咆哮場面はすごい迫力だった。まさに人類の味方としてのゴジラであり、作品の中で原発事故、大地震、大津波、核実験とあの初代ゴジラがビキニの水爆実験を告発するかのようにつくられたことと共通した視点をもっている。こうした映画はやはり映画館で鑑賞するに限る。


『真田太平記』10『夜雨』=池波正太郎著

2014-08-30 06:55:15 | 読書

『真田太平記』も10巻まで来た。第10巻は、上杉討伐からとって返した徳川家康がいよいよ関ヶ原の血戦をめざして西に向かう。真田昌幸と幸村は上田城に徳川秀忠の軍を引き寄せ翻弄する。そのため秀忠の率いる第2軍は、関ヶ原のたたかいに遅れることになってしまうのである。真田が徳川に2度にわたって煮え湯を飲ませた形になる。いよいよ天下分け目の関ヶ原のたたかいの前夜、真田の草の者たちは上田には戻らず、決戦場の近くでい家康を討ち果たそうと策を練る息詰まるような展開だ。