『竜馬がゆく』は今でも読みつがれているらしく、久慈市内の大型書店に立ち寄ったら、上製版の新刊が書架に並んでいた。私の読んでいる本は、昭和39年初版の本だからかなり古いものだ。まだ、あの頃は活字が小さく、老眼が入っている私には読みにくいが、新刊を買う訳にもいかなにでこれで最後まで行こうと思って読んでいる。「狂瀾篇」は、長州を中心に勤皇攘夷派が京で荒れ狂う時代を描く。池波は長州が一般を上げ、攘夷熱に浮かされ、暴走をしたことが明治維新の原動力になったと言っている、なるほど、そうなのかもしれない。幕末から明治に至る時代の、人々のやたらと熱い情熱に焦がされるような思いで読んだ。それにつけても、現代に「維新の会」だの「維新の党」だの名乗っている政治勢力があるが、幕末の時期のあのエネルギーを君たちは発揮しているとでも言うのか?そんなことを思いながら、第4巻に進む。
9月30日。おはようがんす。昨日は午前中かかって、乾燥機からモミをとり出す作業をした。およそ見込み通り、10㌃あたり8俵以上の出来高であった。栽培面積が約75㌃なので30㌔袋で120袋以上になった。今朝、精米を依頼しておいた分が届いたが、斑点カメムシの防除はうまくいったらしく、斑点米は見当たらなかった。今日は、蔵の中の貯蔵庫「セイロ」に米を入れる作業。明日は、天候さえ悪くなければ農民連産直米の出荷。軽トラしかないので、軽米まで2往復しないとならない。
今朝妻は、牛肉とキュウリの炒め物をこしらえた。ちょっとしたミスマッチな気がするがどうだろう?新物の塩鮭(国産)を焼いて、ベーコンエッグ、シュンギクのゴマ和え、サラダで朝食。さあ、今日も汗を流して働こう。
9月29日。おはようがんす。秋の農作業の最大行事、稲刈りが無事に終了した。今日は乾燥機からモミを出して、袋(コンバイン袋=約30㌔入り)に移し、家の蔵に収納する作業をする。10㌃当たり8俵とすると75㌃で60表、30キロ袋で約120袋分になる。内16袋は、妻の同級生一家の物だから、残り104袋程度を蔵に積み上げる。そして本来の貯蔵庫である「セイロ」に入れられるだけ投入するのだが、投入口が蔵の2階にあるため、30㌔の袋をエッチラオッチラ運ばないとならない。その一方で、販売予約の分と自家飯米、縁故米用をのぞいた残りを農民連の産直米に出荷するため、軽米町の集荷場まで運ばないとならないのだ。
昨日の稲刈りで疲れたので、妻は少し手抜きで朝食をつくった。昨日は大変だったから仕方ないね。
朝9時から刈り取りをはじめ、午後3時過ぎにすべて終了した。写真は、コンバインから輸送用の軽トラにモミを移す作業を見守るわが連れ合いである。昨年よりコンバインのタンクがいっぱいになるのが早いようだ。明日「米出し」をしてみないとわからないことだが、大野地区の標準的収量である10㌃あたり8俵というラインは確保できそうだ。昼食でも話題になったが、生産者米価の暴落もあって、豊作を心から喜べない状況だ。安倍首相は中小の農業者が早くやめれば良いと思っているのではないだろうか。こんな無策というか、農業者の感情を逆なでするような内閣にはレッドカードだ。
9月28日。おばんでがんす。今日は稲刈りのため、朝食を済ませるとすぐに田んぼに出かけたので、朝の食事メニューは投稿できませんでした。田んぼで作業準備をしていると弁当をこしらえて、妻と義妹がやってくる。少ししてコンバインがやってきて9時に刈り取りを始める。今年10㌃の田んぼを貸した知り合い夫妻が加わったので、いつもより2人多いので大変助かった。昼食はそれぞれが持ってきた弁当を広げて、ピクニック気分。田んぼを借りた知り合い夫妻の弁当はもっと豪華だった。びっくり!