山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『銀嶺の人』(上下)=新田次郎著

2014-07-31 07:45:10 | 読書

新田次郎の『銀嶺の人』(上下)を読んだ。この本はかつて読んでおり再読である。『銀嶺の人』の主人公は、駒井淑子、若林美佐子という2人の女性クライマーである。冬の八ヶ岳で遭難し、避難小屋に逃げ込んだ淑子と美佐子が出会い、JAGRCC(通称ジャグ山岳会)に参加するようになる。山岳会のリーダーに見込まれ、徹底的な指導を受け淑子と美佐子は、世界初のマッターホルン北壁の登頂を成し遂げる。そして、淑子はアイガー北壁に続いてグランドジョラス北壁を登り、ヨーロッパ三大北壁を制する。美佐子は一時山と離れるが再び復帰。最後は新婚旅行で登ったドリュー西壁で雷撃にあって夫ともに命を落とす。

この小説に出てくる駒井淑子のモデルは、高橋通子(今井通子)であり、若林美佐子のモデルは彫刻家の若山美子という実在の人物で、世界的な女性クライマーである。新田次郎は『孤高の人』『栄光の岸壁』と並ぶ3部作として『銀嶺の人』を書いた。「あとがき」の中で著者は、「三部作の連携において、山はなにか、なぜ山に登るかの答えが果たしてでたであろうか。それは読者の皆様にお訊ねするしかないことだ」と書いた。山歩き程度ではあるが、山を愛する者の一人として、新田次郎の描く世界をどれだけ楽しんでききただろう。


今日の朝食(7月31日)

2014-07-31 07:37:38 | グルメ

7月31日。おはようがんす。今日は朝から暑い。前日は、16度位だったが、今日は20度をこえている感じ。今日も半日は薪づくりで汗を流す。残りの時間は共産党の活動にあてるつもり。

今朝も、自家菜園の野菜たちが食卓に並んだ。ばら肉とズッキーニのケチャップ甘酢炒めは妻がインターネットで検索したレシピでつくった。結果、ケチャップと甘酢のタレがもう少し多いともっと良い。イカダイコンなどで朝食。私は、今晩(担当は義妹)のためにアカウオを煮魚にしておいた。山クジラ♂は煮魚が得意なのである。


今日の朝食(7月30日)

2014-07-30 07:26:27 | グルメ

7月30日。おはようがんす。昨日田んぼに行ってみると、稲はかなり大きくなり出穂まで間もなくという感じになってきた。今は切らさない程度に水を入れ、成長を見守るばかりだ。ふと気が付くと、オニヤンマが田んぼ周辺を飛び回るようになっていた。子供のころはオニヤンマをとりたくて色々工夫したものである。夏の昆虫採集の王様は、カブトムシ、ミヤマクワガタ、そしてオニヤンマだった。

今日の朝食のメインは真ホッケの焼き魚、ゴーヤーの炒め物(チャンプルーではないらしい)、キュウリとワカメの酢の物、ホウレンソウのおひたし、味噌汁はナメコと豆腐。夏の料理は野菜が豊富だが、何とか食欲を引き出す工夫をしないとならないので大変だと思う。


今日の朝食(7月29日)

2014-07-28 18:19:48 | グルメ

7月29日。おはようございます。マスコミなどの世論調査によると、安倍内閣の支持率が最低を記録し、不支持も大きくなっているようだ。まだ、安倍内閣のすすめる道が軍国主義復活をめざすみちであることが、完全にはわかられていないのだろうけれども、どのように国民をだまそうとしても、その狙いは必ず国民的な反発を受けることになる。来年のいっせい地方選挙とそれに続く一連の地方選挙(6月のわが洋野町を含む)で自民党と戦争する国づくりを進める勢力に審判を下し、真の対決者である日本共産党を全国的に大躍進させることで、安倍内閣の動きにストップをかけることが必要だと思う。そんなわけで、今日も旧大野の一角帯島弥栄(いやさか)という50件ほどの集落に「民報」と後援会ニュースを届けに行く。今回の議会報告の民報は、前回枚数不足で残った旧種市の角の浜地域の一角を残すのみとなった。

今日の朝食は、焼いた塩サバをメインに、揚げ出し豆腐、カボチャの煮つけ、ホウレンソウのゴマ和え、サラダ、シシトウとシラスの炒め物。味噌汁はシジミ。美味しくいただきました。

ちなみに、昨晩は山クジラ♂が当番だったのですが、ご飯がなくなったのでソバメニューにしました。海老やカボチャのテンプラ、冷製シャブシャブサラダを添えました。


『岳飛伝』8=『龍蟠の章』=北方謙三著

2014-07-28 07:30:49 | 読書

北方謙三の『岳飛伝』の第8巻『龍蟠の章』を読んだ。この巻では、南宋の宰相秦檜が金国と同盟して梁山泊をつぶそうとたくらむ。梁山泊のめざす流通を通じての国づくりが、南宋にとっても金国にとっても大きな問題になってきたからだ。『水滸伝』や『楊令伝』では、塩の道が大きな意味を持っていたのだが、『岳飛伝』の中では、甘蔗糖の道などもできる。梁山泊の持っている流通の範囲は東南アジアから東は日本、そして西域にまで及ぼうとしている。そうした中、南宋は現在のインドシナ方面に攻撃をしようとしている。正面には岳家軍が、そして小梁山という梁山泊の出先のような新しい拠点も生まれる。しばらく続いた平和の状態が間もなく破られる予感がただよう。