山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

久慈市山形へ宣伝に

2013-06-30 16:43:21 | 政治

 今日は音の宣伝が薄い、合併前は山形村だった久慈市の山形地域に宣伝に入った。総選挙の時も中心部の川井で1回演説しただけで、戸呂町(へろまち~町ではないが)、霜畑などには入らずじまいだったので、この2つの地域をふくめ4か所で街頭演説を行った。

 戸呂町は以前は「5級僻地」で、離島並みの僻地で学校の先生は「あそこだけは行きたくない」というほどの奥地だったが、新幹線関連で道路が整備され、久慈市に出るにも九戸村に出るにも大変便利になった場所である。中心地と思われるところで訴えを始めると、少し離れたところに男性が出てきて聞き始めた。終わりに前を通ると、「いつも共産党に入れている」とのこと。音の宣伝は、支持者をはげます効果があることを改めて実感。

 旧山形の役場のある川井地区では「ガタゴン」という名前の道の駅近くで演説。道の駅に来ていた人何人かに聞いてもらった。「ガタゴン」とは、この地域で発見された足跡の怪獣なそうで、道の駅の前に「タマゴ」なるものが飾ってあった。

 最後は霜畑で、かなり奥地だが以外と平坦な感じ。ここでも男性がわざわざ宣伝カーの側まで来て話を聞いてくれた。総選挙の時は急な立候補で時間がなくこの地域までこれなかったことを説明すると、参院選前によく来て話してくれたと歓迎の意思を表明された。つたない話しながら、わざわざやってきた甲斐があるというものである。


二度目の巣立ちを迎えたツバメ

2013-06-30 07:22:30 | 自然

 昨日は久慈市で城内市議とともに街頭演説を行った。城内市議の日曜版配達を手伝いながらの宣伝だったので、残念ながら2回しかできなかったが、TPP断固反対、一部の大金持ち、大企業の大儲けを保障するアベノミクスをやめて国民のふところをあたためる政治への切り替えをなど、共産党の「対決」と「抜本的提言」の訴えは、聞く人の心をとらえるのではないかと感じた。

 ところで、演説した場所の公民館の看板にツバメの子どもたちが集まっていて、親から餌をもらっていた。おそらく二度目の巣立ちの分であろう。わが家の玄関先の巣でも、親が今盛んに餌を運んでいる。一度目の子育ては失敗に終わったようだが、二度目はうまくいきそうだ。無事巣立って、来年もやってきてもらいたい。何といってもツバメの捕食する昆虫の量は半端でない。かつて当地域でも「空散」といって、農薬のヘリコプターでの散布がやられていたが、周辺への影響は生態系の影響もあって今はやられていない。私は、日本にあった農業の形態こそが大事なのであって、アメリカやオーストラリアのように、とにかく大型機械で耕し、農薬はヘリや飛行機で散布するというような農業を日本に持ち込んでもうまくは行かないと思う。安倍総理の「強い農業」などというのは絵空事に過ぎないと思うのだ。


冷麦の炒め物

2013-06-29 06:25:25 | グルメ

 義妹がカナダ旅行に行っているので、ほぼ毎日の夕食が私の担当になっている。町議会議員の連れ合い様は、可能な限り外回りをしていてなかなか帰ってこないので、退職し「毎日が日曜日」状態の私の役目である。とくに、80代半ばを過ぎた義父が同居しているので、その口に合うものを考えながら料理しないとならない。

 昨晩はご飯の残量が少ないので「冷麦」を湯がいて、温かいたれで食した。いつもは麺類には食いつきの良い義父は何を気まぐれを起こしたのか、別の残り物の汁を温めサバの味噌煮(これは一昨日の作品、煮魚も好物)で残っていた冷や飯を食べてしまった。

 今朝は、日曜版の配達があるので朝食も担当した。昨晩残った「冷麦」をどうしようか考えたが、同じようにたれで食べるのも芸がないと思って、炒め物にしてみた。ニンジン、タマネギ、ハムを細かく切ってサラダ油大さじ1位で炒めしんなりしたら、冷麦を加える。少し水を入れてあげるとほぐれやすい。すっかりほぐれたら、出来合いの炒め物のタレ(ネギ塩味)を加えて良くからめて出来上がり。皿に盛ってアオサノリをトッピングして食べる。ピーマンのせん切りも入れたら色取りが良いだろうなとでき上がってから思った。


参院選勝利全国決起集会受け頑張るぞ!

2013-06-28 07:21:31 | 政治

 昨夜、共産党の「参院選勝利めざす全国決起集会」が開かれ、インターネットで志位委員長の報告が配信となったので、自宅のPCで視聴した。

 志位委員長は、都議選の教訓の第1に、政治論戦の問題をあげ「自共対決が軸」を太く押し出したうえで、都政では「オール与党対共産」の対決と押し出したことが都民の共感を得たことをあげた。とのかく、この間「二大政党」とか「第三極」とか、有権者をまどわす対決構図が打ち出され、マスメディアの支援で共産党にとっては良いことがなかったと思う。先の総選挙でも、私のたたかった岩手2区の場合、批判する相手が「欠場」で、当時は野党ばっかりのという中での戦いで、焦点が定まらなかった感じだ。第2に、「全国は一つ」でたたかったことをあげた。私もささやかながら東京の親戚などに支持をお願いし、日野市(北多摩3区?)以外はお願いした人が全員当選した。参院選では北関東、東北全体にまだたくさんの知り合いがおり、そこへの働きかけが大事と思う。第3に、宣伝、組織戦の規模をいかにして広げるかということをのべた。わが洋野町では党勢が小さいので半分以上は新聞折り込みを依頼しているが、全戸電話を「声の全戸宣伝」と位置づけたところが新しいと思う。全国決起集会の提起を受け止め、わが町で総選挙の比例票の倍をめざして頑張ろうと思う。

 昨日も午前中町内大野地区の農村部で5回街頭から訴えた。「岩手2区で自民党の候補が『私もTPPに反対』と明言したが、安倍政権はTPP交渉への参加に舵を切った。明確な公約違反だ。岩手、洋野町の農林水産業を守るためにもTPP反対の立場で頑張りぬける日本共産党を伸ばしてください」など、選挙の争点を話した。オホーツク高気圧が発達し始め、わが町は終日「ヤマセ」の霧雨だったが、屋内で聞いてくれていることを確信しながらの宣伝だった。


『魔物が棲む町』物書同心居眠り紋蔵=佐藤雅美著

2013-06-27 07:06:49 | 読書

 物書同心居眠り紋蔵シリーズ第10作『魔物が棲む町』(講談社文庫版)を読んだ。『魔物が棲む町』はこの産駒品の中の一つの話で、江戸の高輪・如来寺に赴任した快鶯は、門前町の町人たちに地代を課そうとしたが、彼らがいっこうに払わないので公儀に訴えた。ごく簡単な訴訟だったはずなのに、背後に拝領地の売買という、奉行所が採決を避けてきた問題が横たわる。訴訟を取り下げさせるという厄介な仕事が紋蔵に回ってきた。最後は町人たちから女をあてがわれ、地代の問題はうやむやになってしまう。町人の代表格の一人が最後に「当住もたあいなかった」とつぶやく。まさに「魔物が棲む町」なのである。

 日頃ぱっとしない物書同心である藤木紋蔵が、様々な事件で発揮する粘り強さや独特の感働きなど、毎回読ませてくれるシリーズだと思う。