山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

田んぼの鳥3=オオヨシキリ

2013-07-31 06:33:41 | 自然

 今日もまだオホーツク海高気圧の影響で霧雨が降っている。いわゆる「ヤマセ」なのだが、太平洋高気圧の縁をまわってくる湿った温かい空気のおかげが余り気温は低くない。それにつけても、そろそろスカッと晴れてもらわないと稲への影響が心配される。

 わが家の田んぼの用水は、近くの川と田んぼのすぐ上にある池(水源は湧水)からとっている。この川はほとんど自然の状態に近い(一部石組みがある程度)ので、ヨシが生えている個所があり、その中にオオヨシキリが巣をつくる。もう季節は過ぎたが、オスが縄張り宣言をする時期のさえずりがけたたましい。岩手では「ギャギャズ」と呼ぶ。オオヨシキリはスズメ目ヒタキ科ウグイス亜科に属する鳥だそうだ。鳴き声は聞こえるが、ほとんど姿を見ることはない。


田んぼの鳥2=カワセミ

2013-07-30 07:17:51 | 自然

 わが家の田んぼで時折見かける鳥がカワセミ、コバルト色をした大変美しい鳥だ。昨年あたりから、田んぼで飛んでいるのを見かける。おそらく田に水を引いている川の土手あたりに巣をつくっているのではないかと思う。この鳥はブッポウソウ目カワセミ科の鳥で、全長17㌢位。ダイビングをして魚を捕えるのだそうだが、その場面に出くわしたことはない。カワセミの名は古くは古事記にもあるようにソビと呼ばれていた。カワソビが転じてカワセミとなったという説が有力だとガイドブックに書かれている。また、川瀬見をあてる説もあるという。「御宿かわせみ」という平岩弓枝の小説がありテレビドラマになったが、かつては江戸の真ん中にも住んでいたであろう、この美しい鳥がやってきてくれると田んぼに行くのがまた楽しくなる思いだ。


田んぼの鳥1=アオサギ

2013-07-29 07:15:20 | 自然

 全国で大雨が降り、被害も出ているようで被害にあわれたみなさんにお見舞いを申し上げたい。今日の洋野町大野はお日様も姿を見せる天気だが、またいつ雨が降りだすのかわからない不安定さである。そろそろ梅雨明けを予想し、田んぼの水を一度落とす「土用干し」を行っている。去年は梅雨明け間近に低温が続いて「深水管理」をしたりで、「土用干し」をしないでしまったので、秋の稲刈り時期に田が固くならず往生した。それで28日から8月1日まで水を落とし、2日に水を入れて3日から富士登山に出かける予定である。

 今日から、わが家の田んぼにいたり、来たりする鳥の話。最初はアオサギである。毎年、わが家の田んぼの周辺で餌をとっている。朝一で田んぼに行くと、飛び立ったりしてびっくりさせる大型のサギ。飛んでいる姿も優雅だが、鳴き声は今一だ。全長は90㌢台になり、頭は白く頭側から後頭にかけ黒い冠羽になる。やってくるのは2羽位だ。野鳥のガイドブックによれば、高い木の上で集団繁殖をする留鳥とあるが、どこで営巣しているかはわからない。


ナニャドヤラの練習始まる

2013-07-28 07:47:04 | 地域

 8月におこなわれる「北奥羽ナニャドヤラ大会」に向け、「大野盆踊太鼓保存会」の練習が始まった。私もこれで3年目になるが太鼓たたきの一員として、昨夜から練習に参加した。今年は7月22日投票の参議院選挙があったため、一番最初の練習は21日夜と案内を受けたが、「のるかそるか」のたたかいのさなかに、ナニャドヤラでもないだろうといくことで欠席。昨夜の練習が初の参加だった。保存会が踊るのは「2つ調子」「4つ調子」の2曲で、私はようやく昨年の特訓で「2つ調子」は叩けるようになったが、「4つ調子」はあやふやなところがある。

 昨年までは、人様の太鼓を借りてたたいていたが、本気でやるには自分の物を持たないとならないと思って、思い切って新調した。大野の二つ屋に「中野太鼓店」があって、ナニャドヤラに使う太鼓を製造・販売をしている。店を訪ねると奥さんしかいなくて、息子さんが主を呼びに行った。普段はブロイラーをやっているとのことだ。しばらくすると主が来て、10個ほどの中から「これが良いでしょう」と音の良いのを選んでくれた。みんな少しずつ違うのだそうである。お値段は「材料が上がってしまって」ということで、10万円なりだそうだが、5千円値引きしてくれた。写真はその太鼓である。大野盆踊太鼓保存会の背負い紐をつけている。恰好だけは1人前だが、はたしてどうなることやら。


アズキの花が咲く

2013-07-27 06:35:38 | 農作業

 まだ、東北地方は梅雨が明けない。今日も低気圧の接近やら、上空に冷たい空気が入ってくるやらで「大雨」などの予報が出ている。本来であれば、今日は8月4日の富士登山に備えて、岩手山を焼走り口からトレーニングで登るつもりであったが、さすがにこの空模様では出かける気にはならない。

 昨日はそれでも、時折雨がパラつくもののお日様も顔を出すような天気だったので、休耕田に植えた豆類(ダイズ、クロマメ、アズキ)の草取りをした。もっと早く草取りが必要だったが、「何としても勝ちたい」参議院選挙が挟まったので、今頃になってしまった。おかげで、雑草は豆たちと同じ高さまで伸び、日光を遮るようになっている。ここ何日かは、大汗をかきながら草むしりに精を出してきた。何とか、草を取り終え豆たちがのびのびとしている。

 ダイズやクロマメはまだ花を咲かせていないが、アズキはすでに花をつけ、中には小さいサヤになっているのもある。いくらかは取れそうだなと思いながら作業を終了した。