山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『へいしゅうせんせえ』=童門冬二著

2017-04-30 07:12:45 | 読書

童門冬二の『へいしゅうせんせえ』を読んだ。「へいしゅうせんせえ」の実名は細井平洲である。山形米沢藩で名君と名高い、上杉鷹山(上杉治憲)の師。米沢藩校・興譲館を起こした人物。困窮にあえいでいた米沢藩を立て直すべく、養子として迎えられた治憲の教育係として迎えられた細井平洲と、治憲、そして米沢藩の藩士たちのかかわりを描く。この本も種市図書館から借りだしたもの。


今日の朝食(4月30日)ギョウジャニンニクのテンプラ登場

2017-04-30 07:06:07 | グルメ

4月30日。おはようがんす。今日の朝食にはギョウジャニンニクのテンプラが登場した。ギョウジャニンニクとは山菜の一つで、ニンニクのような香りのするものだ。なかなか自生しているを見つけるのが難しいのだが、わが家の畑にも山菜栽培研究会から分けてもらったものが生えている。その若芽をつんでテンプラにした。臭いはさほど気にならない。今朝の魚は塩サバ、キッカイソウも。


今朝の山賊食堂(4月29日)賞味期限切れ食材を一掃

2017-04-29 07:02:44 | グルメ

4月29日。おはようがんす。土曜の朝は週1回の「山賊食堂」の開店日。冷蔵庫をのぞくと、賞味期限切れになったりなりそうな食材がいくつかあった。まずシマホッケを焼き魚にし、若鶏の胸肉は冷凍から戻したもので、危なくなっているのでカラアゲにした。煮物は昨日連れ合いがつくったもの。これにペンネのサラダ、ホウレンソウのゴマ和え、産直で買ったガックラヅケを出した。一応、賞味期限切れの食材が一掃された。


『奸婦にあらず』=諸田玲子著

2017-04-28 07:14:49 | 読書

諸田玲子の『奸婦にあらず』を読んだ。「日本経済新聞」夕刊2005年5月30日~2006年7月8日に連載され、2006年11月に日本経済新聞社より出版された本。このところ古書店から買った文庫本ばかり読んできたので、上製版の本は久しぶりだ。本は種市図書館から借りたものだ。物語の主人公は部屋住みの井伊直弼に密偵として接近した女しのび・ここでは坊人となっている、密偵だったはずが直弼に心底ほれ込み、やがて井伊家の後を継ぎ、大老に出世し幕府の実質上の責任者として安政の大獄などを指揮し、桜田門外で水戸の浪士たちに暗殺される。女は大老の「影」となってつくし、三条河原に「奸婦」としてさらされるが一命ととりとめ、一寺の住職として弁天像を祭る。やはり女流作家ならではの女性心理に踏み込んだ作品だ。諸田作品は期待できそうだ。