山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

田んぼで尻もち

2012-05-27 19:22:43 | 農作業
 今日も除草剤の散布作業をした。当初は今日で終わる予定だったが、散布量に誤りがあるらしくあと8㌃ほどを残して除草剤がなくなった。しかも散布途中で足をとられ、田んぼに尻もちをつく羽目になった。わが家の田んぼはやけに深いところがところどころにあって、ここ2年位の間に客土をしてきたのだが、なかなか解決しない。散布機をもって歩いている内、深いところで足を取られ、尻餅をつく結果になった。田の水の温度は午後なので「ぬるま湯」状態だが、自分に自分で腹を立てながらの作業になった。用意した農薬すべてを散布しても残りが出たので、家に帰り着替えをして久慈市の量販店まで行き、同じ除草剤1㌔分を購入。もどりに「おおの健康の湯」で汗を流して帰宅したが、妻も妹も不在で、夕食の準備をした。材料があまりそろっていないので、自分流マーボ春雨、キノコ炒めなどをつくり、サバの味噌煮の缶詰を開けた。とりあえず、今晩の夕食を整えて終わりとする。盛岡では「六魂祭」とかいうのをやっているようだが、わたしにとっては無縁である。

経済提言の威力

2012-05-26 18:53:37 | 政治
 今日、久慈市のアンバーホール小ホールで日本共産党演説会が開かれた。わたしは、二戸駅から弁士の高橋ちづ子衆議院議員を会場まで運び、その後会場内で演説を聞いた。
 高橋議員は、三陸沿岸の津波被害の実態と復興のためには立派な道路や建物をつくるだけでなく、そこに住んでいるみなさんの生活、生業を再建することでなければ真の復興はありえないと強調された。そのうえで、野田首相が「命をかける」といって強行しようとしている消費税の大増税について、圧倒的多数の国民の命を削るものでしかないと断じ、日本共産党が発表した消費税に頼らずに社会保障の充実と経済、財政の再建をはかる「提言」について、かつての民主党のようにできもしない展望を示すのではなく、どこをどう変えれば良いかを現実に即して明らかにしたものであることを強調。大企業・大金持ちいいなり、アメリカ言いなり政治を変えれば社会保障の充実をはかり経済を再建し、税収を増やして財政も再建できることを強調した。
 わたし自身はまだそんなに多くの方と対話しているわけではないが、この「提言」の内容は、これまで自民党や民主党を支持してきたみなさんにも、「なるほど」とうなずいていただけると確信をした。
 演説会終了後、二戸駅まで弁士を運び本日の役割は終了。農作業とは別の心地よい疲れを感じたが、元気もでる1日であった。

公事宿事件帳16=奇妙な賽銭=澤田ふじ子著

2012-05-26 09:12:44 | 読書
 『奇妙な賽銭』は澤田ふじ子の「公事宿事件帳」シリーズの第16巻で、幻冬舎の時代小説文庫版で読んだ。
 『かたくりの絵図』
 『暗がりの糸』
 『奇妙な賽銭』
 『まっまちゃんあん』
 『虹の末期』
 『転生の餅』
 の6つの小品に分かれている。
 いつものように縄田一男氏が解説を書き、その中で初版本のあとがきが削られていることについてのべ、澤田ふじ子氏本人の「あとがき」を紹介している。
 「弓矢も射立たないのではないかと思われるほど厚かましげな政治家の顔。首相は不明瞭な金銭の授受について、『母が』『母が』としばしば連発して いる。(中略)わたしは死にたいほど腹立たしいのだ。人間は百年も二百年も生きられるものではない。地位や名誉に執着してなんになろう。数十年も 経てば、みんな忘れさられてしまう。所詮ははかないものなのである。/すぐれた詩藻や思想がこの世に残されているが、これらも用いられなければ、 何の益もない。これらを上手く人間に適用させていくカリスマ的資質を持った政治家の誕生、それを望むのは無理なのであろうか。/こんなことを綿々 と書いているわたしも、自分が愚かでどうしようもない人間だと思っている。」
 とかく「おれがおれが」の政治が幅を利かす時代に、人々のためにおのれを顧みず働く人間集団も存在することは記帳だと思う。

田んぼの土手にミズバショウ

2012-05-26 06:46:53 | 地域
 昨日で補植を終え、除草剤散布にかかったところで雨が来て中断した。今日は演説会への対応で作業にかかれないので明日の午後にでも、残りの2枚に除草剤を散布しようと思う。除草剤散布は取っ手をくるくる回し、均等に散布できるちょっとした道具を使う。除草剤をまいて4日間位水を入れないようにするので、田んぼの水は目いっぱい深く入っている。そのため田靴の中にまで水が入り、足場は思いっきり悪く、足腰の負担になることおびただしい。 こんな作業をしている田んぼの土手の一角にミズバショウの小さな花が顔を出していた。毎年この場所で、土手を突き抜けて花をつける。植物の生命力というものはたいしたものだと思う。

補植が終わった

2012-05-25 18:27:43 | 地域
 今日の午前中で「補植」が終わった。といっても、浮苗を固定し、周辺の田植え機が植え残したスペースに苗を手植えしただけのことである。最近は、田植えをする時に田植機から除草剤といもち防除のための殺菌剤を撒くそうで、「補植」という作業はしないのだそうだ。わが家の田んぼを委託したある農家の田植え機はそうした機能がないことと、素人農家の小生の代掻きがへたくそでデコボコが残ったりするため、余計に浮苗が生まれるので、結局田植え後に苗を直したり、とんでいるところに苗を植えたりする「補植」をするということになってしまう。だが、すべて機械でやる方向に向かうのが良いのかどうか、私は疑問に思っている。
 そうはいいつつも、午後からは除草剤を散布した。去年は除草剤も殺菌剤も、殺虫剤もいっさい使わず、「無農薬」を通したのだが、夏場のくそ熱い時期に、田んぼで這い回って除草をする羽目になった。隣の田の人が「よく頑張りますね」と言ってくれたが、半分は「気がしれない」と思っていたと思う。なぜ今年は除草剤を使うかというと、解散・総選挙の可能性があるからである。すでに引退して、現役時代と活動スタイルは違うが、選挙のさ中に草取りでもないだろうという思いからだ。除草剤を散布したいると、雨が降ってきて作業ができなくなった。2枚の田(約30㌃)を残して終了とする。不足しそうな除草剤1袋を、久慈市内のサンデーに行き購入。戻りに「さむらいの湯」に寄って汗を流し、5時30分帰宅。妻も義妹もそれぞれ外食なので、ついでに買ってきた寿司、カツオの刺身、ヒヤヤッコで一杯やっている。
 労働のあとの酒は美味い!
 明日は、久慈市での演説会だ。私は、弁士の迎えに昼前に二戸駅に行くことになっているので、明日の農作業はナシとなるだろう。