佐々木譲の小説『くろふね』を読んだ。江戸末期、黒船と呼ばれた外国船が日本の領海にしばしば姿を見せるようになる。時の浦賀奉行組の与力見習いだった中島三郎助が主人公。ペリーの来航時には与力となり、交渉の先駆けとなる。やがて西洋の型の船の製造を手掛け、幕府海軍の先駆けともなる。そして、函館戦争に際し官軍と戦って壮絶な最期を遂げるのだが、世が世であれば有能な技術者としてもっと大きな働きをしたであろうと思わざるをえない。狂乱の時代は、有能な人材をも飲み込んでしまう。
今日(3月31日付)の「しんぶん赤旗」に、「核兵器禁止条約の国連会議」での、共産党志位委員長の演説が報道されている。全体は短いものだが、被爆国の国会議員として核兵器の非人道性を告発し、禁止条約交渉の成功に強い期待を寄せている。被爆国である日本政府はこの会議に欠席しているが、参加各国から「裏切り」との非難を受けている。安倍内閣は、首相夫人のかかわりが濃厚となった森友学園問題で右往左往している有様。日本の未来を託せるのは℃の党か、国民の皆さんには良く見極めてほしい。
3月31日。おはようがんす。今日は雨の朝。気温が上がってきたので雪になる気配はないようだ。また、雪解けが進むだろう。もう残っている雪は日当たりの悪い部分位になった。買い置きの食材が心細くなってきたので、冷凍コロッケや、2切れだけ残った塩マスや、保存してあったフキの煮物やらが食卓に並んだ。食材の買い物はいつもは山クジラ♂の仕事だが、今日は連れ合いに行ってもらおうとおもう。毎回買い物をするのも、少し疲れた感じ。
DVDで映画『極道の妻たち』を鑑賞。1968年の五社英雄監督作品。『極道の妻たち』は映画では『ごくどうのおんなたち』と読むらしい。原作は「つたまち」なのだそうだ。主演は岩下志麻。前にも書いたが、任侠ものはどうもなじめなくて試に何本か観ただけにとどまっている。『極道の妻たち』の場合はヤクザの世界ではわき役であった、妻たちの視線で描く。いずれにしても岩下志麻という俳優はすごい!「極妻」シリーズは岩下志麻で10作、その後、高島礼子版、黒谷友香版があるそうだがはたして…。
3月30日。おはようがんす。家の薪ストーブの煙突の調子が悪いので、立ち上がり部分も含めて交換をしようと思っていた。注文してあったアジャスター付脚立が届いたので、さっそく作業をした。古い煙突の内部は、煤ではなくタールがこびりついていてはがれない有様。室内は新しい煙管にし、外のものは撤去し、室内ものを回した。今朝は、薪ストーブが機嫌良く燃えている。薪ストーブの必要な期間ももう少しで終わるのだが…。
今朝はのメインはメダイの西京味噌漬け、それに厚焼き卵などのメニュー。なぜか、横長の皿が5枚。サラダだけが丸皿という不思議な光景になった。