山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『八丁堀夫婦ごよみ』=早見俊著

2014-10-31 18:37:23 | 読書

早見俊の『八丁堀夫婦ごよみ」を読んだ、十手持ちの娘である操は、八丁堀同心の柳川卯一朗の後妻として嫁いだが、先妻の遺児である2人の子どもになじめない。そんな折、遠島になっていた文治が御赦免船で帰ってくる。操の幼馴染が讃岐屋という老舗の後添えになっていた。「岡っ引きになりたい」と思ってた操は夫を助けて活躍する。面白いのと分量が適度なので、たちまち読んでしまった。


今日の朝食(10月31日)ヤーコンの酢の物

2014-10-31 07:39:19 | グルメ

10月31日。おはようがんす。ついに10月も晦日になってしまった。まだ、豆類の収穫、田んぼへの堆肥入れ、秋起こしなど作業はたくさん残っているが、明日から2日まで「赤旗まつり」に参加することにした。志位委員長の講演やら八代あきの歌やら楽しみである。最初に買った切符が、4時20分の「はやぶさ」だったため、八代あきのステージの前に会場を出ないとならないので、5時台に変更してもらった。やれやれである。

今日の朝食には、ヤーコンの酢の物が出た。ヤーコンはわが家でも栽培しているがまだ収穫していない。これは親戚から頂いたもの。酢の物はよくつくるのだが、他には食べ方はないのだろうか?それに塩サバの焼き魚、ハクサイの辛し和え、キリコブの煮物、そしてサラダ。いつものように野菜と魚、そして海藻とバランスの良い食事。


『お陀仏坂』父子十手捕物日記シリーズ=鈴木英治著

2014-10-30 07:35:50 | 読書

鈴木英治の『父子十手捕物日記』シリーズの『お陀仏坂』を読んだ。江戸府内を騒がしているのは“人を殺さず、蔵に傷つけず”という盗賊である。父、丈右衛門は、かつて取り逃がした「向こうがしの喜太夫」ではないかとの助言に、奔走する文之助。事件は、先輩同心吾市が故あって牢に入れられたり、鉄火娘(さくら)が現れたりでてんてこ舞い。「向こうがしの喜太夫」が実は女だったことを見破って事件は決着するが、鉄火娘(さくら)が文之助に「ほれた」といって屋敷押しかける。文之助が思いを寄せている(お春)との間がまたややこしくなる。


今日の朝食(10月30日)トウガンと手羽中の煮物

2014-10-30 07:28:27 | グルメ

10月30日。おはようがんす。昨日は一日風が強く、天日に干していたアズキ、ダイズのシートがめくりあがって大変だった。今日は、一転静かな秋晴れの朝である。きょう午前中はダイズの収穫かな?午後は印刷をしに久慈市内の事務所に行かないとならない。

今朝妻は、残っていたトウガンを鳥の手羽中と炊きあわせて煮物にした。一度揚げて、鳥ガラスープをベースに煮込んだものだ。トウガン自身は何の味もないので、少しこってり煮込んだものが美味しいようだ。岩手県北部ではトウガンはほとんど出回らず、ユウガオばかりなのであまりトウガンのレシピは知らないがこれは良い。あとはシマホッケを焼いて、菊花とホウレンソウのおひたし、サラダ、味噌汁の実は大きなナメコ。


『五郎治殿御始末』=浅田次郎著

2014-10-29 07:37:09 | 読書

浅田次郎の『五郎治殿御始末』を読んだ。この本には、明治初頭の時代を書いた短編小説6作入っている。

『椿寺まで』、『函館証文』、『西を向く侍』、『遠い砲声』、『柘榴坂の仇討』、『五郎治殿御始末』の6作品である。

『柘榴坂の仇討』は今年映画化され、私も妻をともなって映画館に足を運び、良い映画だったので原作の盛り込まれた『五郎治殿御始末』を買って読んでみた次第。『柘榴坂の仇討』は原作より映画の方が少し膨らませてある感じがした。いずれにしろ、徳川幕府が倒され、薩長を中心として天皇制政府が出来たもとで、当時を生きた侍たちの生きざまを描いている。いずれも、下級の武士たちで激しく動く時代に呻吟しながらも生きていく姿が描き出されている。浅田次郎らしい作品だと思う。