佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控」シリーズの28、『吉原詣で』が書店に出ていたので、さっそく購入して読んだ。もちろん最新作だ。金座裏の親分・宗五郎ら隠居たちが、そろって吉原に繰り込んで遊んだ。宗五郎が若い頃覚えた新内を唸ると、それを聞いた別座敷の男が探りを入れたという。今作では、宗五郎の若い頃の話も混じっている。
5月31日。おはようがんす。いよいよ5月も最終日。安倍内閣の政治はまったく行き詰まってしまった感じ。野党4党は党首会談で内閣不信任案の提出で合意した。果たして解散があるのか?今日明日のところではっきりするだろう。消費税問題をめぐって「進も地獄、引くも地獄」と自民党の谷垣幹事長がおっしゃったそうだが、参議院選挙で野党を勝利させ、「地獄」を味あわせてやりたい。
今朝は、自家栽培の二十日ダイコンが浅漬けで初登場。新鮮な野菜は美味しい!妻が安かったからと購入してきたワカサギがどっさりカラアゲになって出てきた。多いんでねえの!
安倍首相が、消費税の増税を再延期するという。2014年に、10%への増税延期を信任してもらうといって解散・総選挙に打って出た安倍内閣。再延期を言うのであれば、首相は責任をとらなければならないのは当然だろう。今日行われる野党4党党首会談で、内閣不信任案の提出となれば解散に打って出て、衆参同時選挙をたくらんでいるという気配もある。2014年の時と全く違うのは、参院選ではすでに野党共闘が31選挙区で成立し、衆院選でも「出来る限り協力」という合意ができている。1強多弱の構図にはならない、同じ結果を期待することは無謀と言わなければならない。安倍政権を倒すことこそが政治をまともな道に引き戻す唯一の方法だと思う。
5月30日。26日に田植えをしてから毎日田んぼをはいずりまわっている。今日最後の1枚の補植を終えれば、この作業は終わり。このあと、水を深くして除草剤の散布。散布後3日間は水を入れられないからだ。
今朝はキンキの塩焼がメインなのだが、小さい!ほんの一口分しかなかった。アキタフキの煮物は今日で3日目、まあ常備菜という感じだ。
葉室麟の『千鳥舞う』を読んだ。この物語は女絵師・春香が「博多八景」を描く依頼を受けてその作業をすすめる過程を描くのだが、春香がかつて妻子ある狩野門の絵師・杉岡外記と不義密通をおかしそれが公になり、師から破門されたいきさつがある。女絵師の苦悩を描きながら、人を待ち続ける姿を描く。葉室麟の芸術関係の人物を描く本には時折出会うが、なかなか難しい。